掛け合い台本 不良ディスタンス

A「やぁ、講義をサボってたばこ休憩とは…ずいぶん良いご身分だね。単位大丈夫なの?」

B「そっくりそのまま返させてもらうよ。優等生だろ、あんた」


A「ボクはいいんだよ。今日だってあの子達が、代わりにノートを取ってくれてるはずだから。後で見せてもらうことにするさ」

B「へぇ、一体どんな脅しをしたんだ?」


A「心外だなぁ。別にボクがそうしてくれって頼んだわけじゃないよ。彼女達が勝手にそうしてるだけ」

B「そいつは羨ましいこった」


A「バカだよねぇ…ボクに気に入られたいからって、進んで雑用係に徹してさ。そんんなことしたら、ますます道具にしか見えなくなるってのに。…ん、あれ、ライターどこ行った?」

B「…使うか?」


A「ん、じゃあお願いしようかなぁ」

B「なんだよ…自分でつけろよ」


A「えぇ〜いいじゃん!部下が上司につけるみたいにやってよ」

B「チッ…しゃあねぇな。ほらよ」


A「あんがと。いい雑用っぷりだね、君も普段からボクのそばをちょろちょろしてれば?」

B「ご冗談を」


A「もう〜釣れないな〜。あ、お腹空かない?これからどっか食べに行こうよ」

B「ラーメンとかどうだ?」


A「いいね〜いつものとこ?あそこの店員さん超可愛いよね〜、タイプなんでしょ?」

B「チッ…お前と一緒にすんな」


A「ちょっと、人をチャラい奴呼ばわりしないでよ。……君は、そのままでいてくれよ」

B「なんか言ったか?」


A「別に何もー」

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