A「クソッ…ゴミが…」

B「どうした？君らしくもない。」

A「先輩…居たんですか。」

B「あぁ。」

A「僕たち…なんの罪もない女の子を…」

B「……仕方がない、今回ばかりは相手が上手だった。それだけだ。」

A「…彼女のセリフ、本当だったんでしょうか。「大人くらい片手で投げ飛ばせる」って。」

B「さぁな。」

A「もし…それが嘘だったら、彼女を救うこともできたかもしれない…」

B「気持ちはわかるが…こっちも命がかかってることを忘れるなよ。」

A「そうですね…軽率でした、すみません。…はぁ、今日だけは吸いたい気分ですよ。」

B「すまんな、今日は持ってない。」

A「え…？なんでです？いつもあれだけ僕に勧めてくるのに…禁煙始めたんですか？」

B「いや、そういうわけじゃないんだが…」

A「じゃあ後で買いに行きましょう。」

B「…あ、煙草あったぞ、手出せ。」

A「あ、どうも。…って、ミンティアじゃないですか。先輩やっぱり禁煙中…？」

B「だから違う。今日は持ってないと言ったが、あれは嘘だ。煙草はさっきそこで捨てたんだよ。」

A「なぜそんなこと…。…あ、そういうことですか。」

B「しばらくは禁煙だ。お前も…彼女のことを想うなら、わかってるな？」

A「はい、もちろんです。」

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