民間デビルハンター録 チェーンソーマンパロ 

項羽(こうう) 

契約悪魔、狼の悪魔

大体は狐の悪魔と同じで、「ワン」の号令で悪魔に噛み付く。


保馬(やすま)

契約悪魔、月曜日の悪魔

手のひらサイズの光球を相手にぶつけて攻撃したり、三日月をブーメランにして投げられる。


都城(みやこのじょう)

契約悪魔、牙の悪魔

対象に噛みつき食い破る「食い裂き」と牙を発射する「牙出」の二種類を扱う


兼ね役

狼の悪魔



保馬

「18時14分、小沢駅前の公園、悪魔出現。 色や形状からしてピーマンの悪魔、繰り返します、ピーマンの悪魔です。 はい、ではこれから討伐にかかります。」



保馬

「これでよしっと…野菜の悪魔かぁ、どうせ大したことないだろ。 おっと、うわぁ…!! 痛てて…あ、靴紐が… やべぇ死n」


項羽

「ワン」


狼の悪魔

「ガブッッッ…!! コイツはピーマンの悪魔…オエッ!マッズイ!」


項羽

「え、」


狼の悪魔

「嫌ダ、飲ミ込ミタクナイ、カエル。」


項羽

「ちょ、ふざけんな!! あーあ…」


保馬

「まぁ…一応死んでるしいいじゃんか。」


項羽

「飲み込んでくれれば死体処理楽だから飲み込んで欲しかったな… ほんと、融通が効かねぇ悪魔だ。」


保馬

「どっかの狐に比べりゃマシさ。 あの悪魔面食いだから、イケメンしか噛みつき攻撃してくれないんだって。 ま、何はともあれ助かったよ。」


項羽

「どうしたしまして。 お前なぁ、ああいう時は積極的に使うべきだぞ?」


保馬

「いやまぁ、使いたいのは山々なんだけど… その、代償がね…」


項羽

「お前の悪魔そんな代償重かったっけ?」


保馬

「睡眠の質が代償になるんだぜ?下手すると寝不足で死んじまう…! しかも代償のせいで先週の仕事疲れ全く取れてないんだ!」


項羽

「そりゃ使うの躊躇うか…」


保馬

「お前はいいよな、皮膚が少し持ってかれるだけで」


項羽

「良くはない、これ風呂入った時めちゃくちゃ染みる。」


保馬

「あぁ、ちょっと嫌かも」


項羽

「だろ?」


都城

「お前ら、危ねぇぞ!」


保馬&項羽

「あ?」


保馬

「うわ、なんだあれ! 虫!?」


項羽

「デカすぎんだろ…」


都城

「いいからさっさ立て! ありゃ蜂の悪魔だ!」


保馬

「蜂!? マジかよ絶対強いじゃん…」


項羽

「しかも速ぇ、ありゃ狼でも捕えられないな。」


都城

「俺の牙も全く当たらねぇんだ。」


項羽

「となると、頼りになるのはお前だな」


保馬

「ええ、やだよ! 牙でちょっと隙作ってそこを狼に食べさせりゃいいだろ!」


項羽

「無茶言うな」


都城

「頼む、お前の悪魔使えばすぐ終わる。」


保馬

「ああもう! 今度メシ奢れよ!! 月曜日、「光球」!」


項羽

「ナイス、羽根に命中したぞ!」


都城

「少し動きが鈍くなってる、今ならやれるか? 牙、「食い裂き」


項羽

「よし、あとはまかせろ。 「ワン」」


狼の悪魔

「ガブッッッ…!! コイツは蜂ノ悪魔、飲ミ込ンデイイカイ?」


項羽

「よし」


狼の悪魔

「グェ… 針ガ喉ニ刺サッタ… ヤッパ吐キ出ス。」


項羽

「はぁ!?? お前なぁ!」


(空中に撒き散らされる蜂の悪魔の死骸)


都城

「スーツ、またクリーニングに出さなきゃいけなくなっちまった。」


項羽

「ほんとすまん、金は俺が出すよ…」


都城

「いや気にすんな、それよりも…」


項羽

「ん?」


保馬

「俺の…睡眠時間…アハハ…」


都城

「保馬がぶっ壊れちまった」


項羽

「ありゃま…」


都城

「今不眠の悪魔に襲われたら絶対勝てねぇな」


項羽

「だな…」


 〜〜〜〜〜〜〜〜おしまい〜〜〜〜〜〜〜〜

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