第5話

仕事を終えた青年は、そのまま彼女のアパートに向かいました。


彼女はもう帰宅していると連絡が来ていたのでそのままインターフォンを押しました。


彼女は昨日の事を疑われていると思っているのか必死に笑顔を造って出迎えました。


青年は


「部屋に入って座って話そう。」


と笑顔で伝えました。


彼女の顔が曇っていくのがわかったが今後の話をしないといけないと思い先に部屋に入り座って待ちました。


彼女が、正面に座り下を向いていました。


すると青年が


「昨日は部屋まで来たんだ。」


と話し始めました。


すると彼女が、パッと見開いた目で青年を見つめました。


そして彼女は


「違うの違うの」


「昨日は同期が急に遊びに来るって言って断れなくて」


「何もなかったよ、すぐに帰ってもらったし、女の子の同期も一緒だったから二人きりじゃなかったし…」


と言い訳を始めました。

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