番外編①圧倒的ギャンブル! 100万円を1晩で使い切れるかチャレンジ!
ある日、M社長の会社の会議に兵庫から福岡まで赴いた。僕は福岡が大好きなので、交通費を貰って福岡に行けるのは正直嬉しい。しかも、普段文字数あたり何円という文字単価制で仕事をしているが、会議のときは別途報酬が貰える。
だが、あの会社はおかしい。
会議室に入ると、会議用のテーブルに一人一瓶の日本酒が置かれていた。銘柄は時々によって変わる。そのときは博多の森だった。会議がはじまると、みんな飲みながら会議を行う。ディープスポットの取材企画も、こんな調子で決まった。
この日の会議で、ある企画が斎藤ちゃんから持ち上がった。
なお、今回からは、レポ記事によくある名前と鉤括弧を両方表示させるスタイルで書きたいと思う。レポ記事をパロりたいじゃないか!と、早速筆致も柔らかくしてみた。
斎藤「ギャンブル企画やろう!」
社長「ええー、ギャンブル系はGoogleから評価されにくいんだよ」
斎藤「オンラインカジノとか注目浴びつつあるでしょ? ここでオフラインのギャンブルに立ち返ろうと思って」
ボク「たとえば?」
斎藤「海外のカジノとかで、ミッションを課して、達成できるかチャレンジみたいな」
ボク「面白そう。2倍配当で資金を10倍にしろ!とかね」
斎藤「どうせなら30倍とかハードル高めたい」
ボク「2倍配当で30倍はしんどいって。10倍でも難しいのに」
社長「2倍配当って何があったっけ」
ボク「賭け方によるけどルーレットとか、バカラとか」
斎藤「バカラだとプレイヤーに賭けると2倍だけど、バンカーに賭けると手数料取られるよね」
社長「なんでそんなに詳しいんだ……」
社長が頭を抱えるが、僕と斎藤ちゃんはノリノリである。僕はプライベートでは、ギャンブルはしない。パチンコ・スロットは友達との待ち合わせの待ち時間で、1000円だけ使うという遊び方をしたくらいだ。ボラリティが高い機種が日本ではほとんどなので、1000円ではどうにもならないが。
※ボラリティ:高くなるほどハイリスク・ハイリターンになる「勝利金発生」の比率
その後、斎藤ちゃんが熱弁を振るい、「とりあえず近場のギャンブルで貯めそう」ということになった。
続く。
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