第4話

「ふう、異世界召喚。

 なんで私の姿が美馬肉なの!

 まあそっちの方が可愛いから良いんだけど!

 しかもリスナーさんが居るとか。」


 私がこの世界に来たとき、異世界キタ――!って思ったけど。

 そんなの思う暇もなく神敵って言葉がささやかれて、逃げることを決意した。

 神官服の人たちが居ってきたけど私は逃げた。

 今思えば、あの時からVとしての姿、設定をそのままの力を得たんだろうね。

 

 私の設定は私ですら全部把握している自信ないけど。

 リスナーさんなら全部知ってるのかな。


 私こと来空魔アーモンド、中身は世亜 未来という名前の23歳の大学生だった。

 元々オタク活動にお金がかかり、ある程度絵も描けたのでオタ活動用のパソコンを使ってVを始めたのがきっかけ。

 

 はじめは人なんて全然来なかった。

 でも独りだけ初回からずっと見てくれてる人が居た。

 いつも見てますとか、その人のためだけにあるようなリスナーさんが居た。


「私もヤンデレキャラなのかなって思っちゃったな。

 ストーカー行為とかされちゃうのかもって最初は心配してたけど、きちんと拡散してくれたり、どこがいいのかって見てくれてるしね。」


 でも売れ始めてそれだけで食べていけるようにまで成長した段階でパッとその人を見なくなった。

 SNSとかも個人用のアカウントを使ってみていたけど、更新が止まった。

 きっとリアルが忙しくなってしまったのかと思ってた。


「丁度異世界に来る1月くらい前だったっけ。」


 でも、死んだとは考えたくなかった。

 リスナーさんが通るところ、とかをSNSから私が逆にストーカーしちゃったよね。


 誰なのかわからないままだったけど、その近くを通る道にお花が添えられていた時配信を辞めっちゃったんだよねえ。

 何となく現実を受け止めきれていなかったんだと思う。

 顔も声も知らない人に恋してたんだろうね。


 こんなこと言うけどイマジナリーフレンドみたいな、オタク仲間として性別関係なく話せるような人だったから親友として考えてた。

 エロとかそういうのも言うけど気持ちのいい人だったな。


「あの人、どんな職業とかはSNSに上げていなかったよね。」


 あくまでもSNSとプライベートの境界を踏まない人でもあった。

 行動範囲とかも絞られないように動いてるっぽかったからストーカーしても住所とかは突き止められなかった。


 リスナーさんのSNSの名前は。


「不味茶さんだったよね。」


 リスナーさんの名前とは似ても似つかない美味しい紅茶だったことに苦笑いしながら、リスナーさんと言っていた店主さんが不味茶さんだと良いなあと思った。

 もしそうだったら、責任取ってもらおう。

 こんなにも私を有名にした責任と、会いたいって気持ちにさせた責任を両方取ってくれないと嫌だ。


 違ったらまたその時考えよう。

 この世界を生きて行けるかすらわからないのだから。


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読者の皆様の感想。

レビューが作者の励みになります



V視点書いてみたけど、やっぱ女性視点難しい。

どうしても男性に都合の良すぎる視点で書いてしまう。

これもこれでありなんだけど、作者の欲望が見え透いてしまってよくない。

文章修正まだ効くなら変えても良いかも。


また誤字脱字に関しましては一息ついてから確認いたしますのでご協力お願いします。

近況ノートに書いていただけると嬉しいです。


出来ればより多くの方にお読みいただき感想をいただきたいのでレビュー評価を入れてくれますとだいぶ助かります。


レビュー評価を星一個入れていただけるだけでも読んでいただける母数が増えますのでお願いいたします。


メイン小説

換金スキルとショップスキルでバグ技現代無双〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~


酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~


こちら二つもよろしければ拝読ください。


スライム道

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