第50話 挨拶
二つの武術を試行錯誤すること数時間経った。汗腺が無いのか汗ひとつかいていないが気分的に水を浴びたかったので魔法で体を流し、そして魔法で乾かしていた。
夕方に挨拶することになったのでこの姿の設定を考えなくては。名前はグルメ。年齢は20代ぐらいに見えるからそんぐらいで、ずっとこの姿を出しておく訳じゃ無いから旅人ということにしよう。メグルとの関係は友達ということにしておくのが丸いかな。ここのみんなとはgiveとtakeの関係でいた方が波風が立たないだろうから料理とかしようかな。レシピ本は魔法書庫にあるし、色んな国の料理を出すことで旅人感も出せそうだし。設定はこんな感じかな。
いよいよ挨拶をする時間が近づいてきた。みんな集まってきてなんだか緊張してきた。いつも木のそこそこな高さからみんなを見てたから普通の人のサイズで見るとみんな大きく見えるよ。まずはメグルとして…
<みんな集まってくれてありがとう。今日は僕の友達が来てくれたみたいだから折角だし紹介しようと思ったので集めました。
「おお。メグルの友達か。もしかして俺と会う前に知り合ってたりするか?」
<そうだね。ハルと出会う前に知り合った旅をしている人だよ。
「そうなのね。どんな人なのかしら。」
アキは存在感強いな。普段は上からというか遠目にしか見てなかったけど同じ目線で見るとすごく存在感があった。サイズが変わるとこういうことがあるんだな。
<まあ。それじゃ紹介するね。僕の友達のグルメです!
「よろしくお願いします。僕はグルメって言います。旅をしていて主に料理に関心を持ちながら色んな国を旅しています。」
そして、みんなに自然にご飯を作るには…
「そしてパーティが好きなのでパーティをする時はご飯を作りますのでぜひ参加させてください!」
パチパチパチ。大きな拍手が聞こえる。「美味しいのかな。」という声も聞こえてくる。いい挨拶ができたんじゃ無いかな。
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