第26話 防戦
「さあ、始めましょうか。」
早速、火魔法を打ってきた。ピンポイントで壁を出すことで防いでいこう。並列で石を飛ばしていく。でも、動きが速くて当たらないな。
「二つ同時に魔法が使えるだなんて強いじゃない。でもね、あなたはそこから動けない。木だからね。だから、私はあなたからの距離を気にせずに、あなたの魔法を避けるだけでいい。しかもあなた、的が大きくて動きながらでも当てられるわね。」
動けないのはかなりの戦力差になってしまっている。中々当たらないのでは、埒が開かない。やばい、こっちに飛んできた。
(ドーン!!)
まずい。魔法を壁で防ごうとしているばかりに物理攻撃を入れられてしまった。でも、魔法を防ぐことでギリギリだから、物理に対してはノーガードになってしまう。
「私はゴブリン。魔法よりも物理の方が威力が高いのよ。まあ、私の魔法でも当たったらかなりの痛手になることは確かでしょうね。」
そうか。魔法使いとはいえども、ゴブリンは力が強いらしい。
あ。今度は魔法も物理、二つ同時かよ。これは二つ壁を出すしかないけど、これじゃ攻撃ができない。
「ふん。やるじゃない。しかし、時間が稼げているわ。あなたはキングと合流したら、一気に倒してやろうかしら。それまでは楽しませて頂戴。」」
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