第10話 異変
大きな枯れかけている木の方を見てたら、大勢の動物が移動してきた。何があったか、遠くからでよくわからないから、聞いてみたいな。
これも魔法でなんとかできないかな。例えば、電話みたいな相互的に、話せるものがいいかな。
それじゃあ、そこの大きなオオカミに繋がる感じで、
〈もしもし、聞こえますか?
(『無属性魔法LV1念話』を習得しました。)
「えっ、誰か喋ったか?知らねえ声だな。」
よし通じた。
〈近くにある木です。
「あぁ、マジカルウッドか。これほど、高度な、魔法を使うんだ。魔法の才能に恵まれていたのだな。しかし残念だったね。この森はやがて、魔族に破壊され尽くしてしまうだろうからね。」
〈 魔族ってなんだ。
「若木だからわからないか。魔族っていうのは、簡単に表現するならばとても大きな戦闘民族だ。どんな種族相手にも戦いを挑んで、勢力を拡大しようとする連中だ。そいつらはこの前まで、そこの聖樹様っていう枯れかけている木が出していた、結界によって、この辺一帯には、入ってこれなかったんだ。そんな聖樹様も寿命があるらしく、ここ最近で一気に枯れて、結界が弱まり、弱い魔族ならこの辺に入れるようになってしまった。その後入ってきた、弱い魔族が、結界を完全に破壊しようとしようと聖樹から魔力を奪っているんだ。」
〈それから逃げてきたってことかな。
「ああ、そうだ。アイツら10体ぐらいだったらこの森の奴らなら簡単に対抗できるんだがな。10体倒しきる前に囲まれてしまって、逃げるしかないと判断したんだ。」
〈僕と協力してみない?考えがあるんだ。
「協力するかは、わからないが一応聞いとこうか。」
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