第11話 作戦

「で、作戦とはどういうことだい?」

〈数が多いけどあまり増えてない感じであってる?

「増えているようには感じないから、多分そうだと思うけど、時期に増えるんじゃないか。」

〈だったら、増える前に各個撃破すれば、数が減るはずだ。なら、まず壁を魔法で作る。そして、狭くなったところで君たちオオカミが1体ずつ倒す。学習して入ってこなくなったら、僕が魔法で攻撃して誘導する。それの繰り返しをすればかなり減るはずだから、減ったところで一気に君たちに突撃してもらって、殲滅する。これが今考えている作戦なんだけど。どうかな。

「俺たちに聞いた限りだと危険が少なそうだったから、一度試させてもらってから、良かったら本格に参加させてもらおうか。」

〈君たちが危なくなったら逃げてもらって構わないから。僕は、森の中にある木だから、バレないだろうから。

「おう。心遣い感謝する。壁は土魔法とか樹魔法で作るのか?」

〈 あ、そういう魔法もあるのか。両方使えば、かなり硬くなるかな。

「おい、使えねぇのかよ。聖樹様が枯れるまでに間に合うのか?」

〈 大丈夫。すぐにできるようになるはずだから。

「いやいや、魔法使えるようになるには、俺の場合かなり時間がかかったから、魔法の才能があっても1週間はかかるだろ。」

〈いやいや、大丈夫大丈夫。今多分できるよ。

「今!?」

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