第2章:調査と出会い6(オススメ)
「お前のせいでこうなってんだろうが!」
「知りませんよ!私のせいではありません!」
シグマ達は、イリーナと共に東へ向かって歩いていた。このまま歩いていくとベアトリウス帝国に辿り着く。その国境沿いにある町、ルンバに入るという所で入り口付近で言い争いを目撃した。
「じゃあどうすればいいっていうんだ!」
「だから知りませんよ!私だって食料を盗まれて困っているんです!」
歩いている方向にいた彼らは、必然としてシグマ達の目に留まる事となる。
「……食料?」
「どうしたのシグマ?」
シグマは眉をひそめ、首をかしげる。一体どういうことなのだろうか。
「いや、ちょっとなんか気になる言葉を耳にしてね」
「気になる言葉……」
「……」
「どう国に報告すればいいんだよ!」
「知らないですよ、素直に列車が壊れて中の荷物は全部無くなったって報告すればいいんじゃないですか!?」
二人はまだ言い争っていた。耳ではっきりと何を言っているのか聞き取れるようにまで近づいたのだった。
「って、ケンカしてるじゃん!?」
「止めに行きましょう!」
「ええ!」
シグマ達はもうまもなくだった距離を走り、一秒でも早く状況を把握するように努めた。
「あのぉ~、どうなされたんですか?」
「ん?ああ、騎士の人か。いやぁ~、実は国境沿いにあるベアトリウス所有の列車が何者かに壊されたらしくて……」
「列車が壊されたぁ!?」
メイは驚く。そして喧嘩をしていた人の指を差した先を見たが、煙は出ていなかった。既に少なくとも何時間かは経過しているという事だ。
「それは一大事じゃないですか!」
そしてルンバの住民であろう人と、もう一人はベアトリウス側の人であろう二人から、詳しい説明を聞いた。二人によれば、列車はベアトリウス側にとっては国を挙げての一大プロジェクトだったようで、文字通り、壊れたら困るものだったらしい。なので当然、責任が誰であるか気になるので犯人が誰なのか知りたがっているし捕まえたがっている。しかしここで問題が一つ。万が一犯人がノーシュ国側だった場合、その場合は賠償をしろと……。
「そんな、まだ調査もしていないのに無茶な……」
シグマははっきりと国の人間としてベアトリウス側にお断りをした。
「言っておくが、線路を整備して列車を進行させるのはノーシュ国と話し合って既に許可を得ているぞ。それに、荷物の中にはあんたらの食料も入ってる。進行できなくて困っているのはお互い様だ。
そりゃ列車なんだからそういう事情もあるか。とシグマは思った。
「シグマ、これは……」
「うん、緊急に解決しなきゃいけない奴だね……はぁ……来て早々これか……」
自分達はレオネスク大火事事件の再調査をしに旅をしているんだ。これも仕事の一つとはいえ、何も問題ないならそれに越したことはない。しかし起きたら、騎士として問題に当たらないといけない。人々のために。
「どんまいです、シグマさん」
マイニィちゃんが同情してくれる。
「それならそうと、ちゃちゃっと終わらせましょう!これはさっさとしないとぐだぐだ遅くなるパターンですよきっと!」
「そう思いながらやるよ……」
シグマは仕方ないと思いながら気持ちを切り替える事にした。
「わかりました。とりあえず列車の状態を見てきます。話から察するに、今日起きた事なんですよね?」
「ああ。でも物音とかはしなかったけどな」
「それって、ますますサンバニラと同じ状況じゃない!」
メイははっと驚く。
「サンバニラ?」
「あ、ううん。こっちの話!」
ベアトリウス人が思わずつぶやいたのを、なんでもないと手を振るメイ。シグマ達にとっては2回目の泥棒の捜索だったのでまたかと思ったのだった。
「メイさん、サンバニラと同じってどういう事ですか?(コソコソ)」
そんなメイの様子を見て気になりひそひそと話しかけるイリーナ。
「丁度似たような事がサンバニラあったのよ。あの時も寝て起きたら急に食料が無くなったって住民が騒いでね。犯人はよくいる商売人で、動機もよくあるものだったけど、犯行が突然だったからふと思い出したのよ」
「そうだったんですか……」
「早く国境沿いの線路まで行こう。僕達が列車の状態を確かめない事には事が始まらないし終わらない」
「ですね」
シグマ達四人は、急いで列車がある場所まで走った。
「はい、おそらく……」
「くそっ……派手にやらかしてくれたものだ……」
そこは、森と岩場の陰に隠れた場所。景色は綺麗だろうが、何かあったら行くのに時間が掛かる場所でもある。そんな所に、ベアトリウス軍人だと思われる兵士達がいた。
「どうします?しばらく運行できないのは確定ですが……」
「直す他あるまい。お前達の手で足りなければ支援を呼ぶだけだ」
「ですよねぇ。これは時間かかるぞぉ~」
「……誰だろう?」
辿り着いてみれば、先に先客がいたというわけだ。服装や態度から見ても明らかにベアトリウスの軍人である。そもそもこの列車を運行している事自体、彼らのプロジェクトによるものなのだからいないほうがおかしい。おかしいのだが……。
「ベアトリウス側の人よね、あの人。部下の兵士に何を指示しているのかしら」
気になるのはそこだ。
「(くそっ、わかってはいたけど、先にいたのか!ルンバにいた人は乗客だったって事か……)」
「……騎士?」
「に、見えますよねぇ……」
ノーシュ国の騎士の服装や他国の政治システムにシグマやメイほど詳しくない(勉強していない)二人は、部下の兵士達に指示を出している
「(騎士がわざわざいるって事は、この列車が国家戦略なのは確定かな。問題は私達への対応だけど……)」
「……話すしかない」
シグマは決意し、立ち上がった。
「行くよ皆」
「は、はい」
そしてシグマは、敵意を出さないように物腰を柔らかく、ベアトリウスの軍人達に接した。
「いやぁ~運転手さん、駅員さん。どうも初めまして、ノーシュの騎士の者です。ルンバにいる乗客から列車が壊れていると知ってやってきたんですけど、今どういう状況ですか?」
「!」
シグマ達が気になっていたベアトリウスの軍人は、まさかの登場にはっと目を見開き驚く。自分達の登場は予想外だったようである。
「……」
「……」
「ノーシュの皆さん!あなた達も来てくれましたか!」
お互いの警戒をよそに、話を進めてくれたのは、まさかの車両さんだった。
「いやぁ本当に大変な事になっていまして……!ベアトリウスの人達が修復してくれてはいるんですけど、このままだと運行テストに遅れが出て、いつ正式に列車を運転できるかわからないという状況で……」
「運行テスト?」
なにそれ。シグマ達はそう思った。
「そもそも列車は既に正式運行のはずでは?プロジェクトの一環だとは言ってましたけど……」
既に正常に走らせているのをノーシュ側が許可している以上、運行テストという言葉は予想外として分類される。
「えっ?知らなかったんですか?てっきりこちらの事情は知っている物だと思ったのですが……」
その言葉に対する返事は上司達(ランドルフ騎士団長を始めとした他のスピアリアフォースの人達)なら知っているだろうね、である。
「はぁ~……(苦虫を噛み潰したような様子)」
シグマとメイの反応を見て、ベアトリウスの軍人(女性)は、こいつら新人か……と頭を抱えた。こうして情報は伝わっていくのである。
「(知っているわけない……。列車の所有はベアトリウスの物で、ノーシュは線路を作らせる許可を出しただけのはずだ)」
そう、シグマとメイは教えられたのだ。
「(ベアトリウスがノーシュと列車の会議をしていたのはうっすらとだけど覚えているから知ってる。内容は聞き取れなかったからわからなかったけど……こういう事だったのね)」
メイは過去の記憶と今の光景を照らし合わせ、答え合わせをする。
「(でもこの件を預かっているのは確か、ランドルフ騎士団長のはず……。だからあの人クラスじゃないと扱っちゃダメな計画で……。という事は、ランドルフ騎士団長にこの今の列車の状況を話さなきゃいけないって事ね。……はぁ~……。面倒な事になってきた……)」
メイは自分達がこの後何をしなきゃいけないのかを理解して、ため息をつく。まさか再び帰る事になるとは思わなかったからである。
「(あのベアトリウスの騎士の人……何か怖い……)」
マイニィちゃんは初めてベアトリウスの軍人を見て、ノーシュとの違いに驚いていた。
「す、すみません。僕達にも担当分野がありまして、この件の事はあまり良く知らなくて……」
「そうですか……。では、担当の人をここに来させてはくれませんか」
「(そう、なるよねぇ……)」
少し残念……と思ったらすぐに当然の反応を返す。そりゃそうだ。
「そんなことはしなくていい!」
「「え?」」
シグマ達が仕方ないと思っていた矢先。話す必要がないはずのベアトリウスから話しかけられた。まさかの事態に。
「この列車が破壊されているのを知ったのは今から約15時間前の事だ。見ての通り、被害状況も既に確認済みで修復作業を開始している。だからお前達ノーシュは何もしなくていい」
との事だが、そんなの見ればわかるのである。
「あなたは……」
「紹介が遅れたな。私はマキナ・レトラー。察しの通り、ベアトリウスの騎士をしている」
マキナ。それが、彼女の名前だった。
「……シグマです。シグマ・アインセルク」
シグマは話を手短にするために、僕とは言わなかった。
「……なぜなにもしなくていいんですか?あなた達ベアトリウスが主導とはいえこの件はノーシュと共同で行うはずですよ」
「ほう?若いくせに我が国の列車の話を知っているのか。担当の者ではないくせに勉強熱心な事だ」
なぜか褒められた。そして偉そうである。まぁ偉そうなのは向こうが中心なのでわかるのだが……。少なくとも口ぶりからして仕事慣れしているのは確かだ。
「(聞いてはいたけど、やはりベアトリウスの人は私達ノーシュ人を見してくるのね……)」
帝国だから当たり前。と言いたいが、ベアトリウスがあのような気の持ちようをしているのは、長く続く帝国性や戦国時代に派手に戦った事も一因だ。お前の事が嫌いだと言ってそれが?と返す奴らだ。生まれ育たないと理解できない何かがある。
「今はそういう世間話をしている場合じゃないでしょう、列車が壊れているんでしょう?なぜなにもしなくていいのか答えてくださいとこちらは聞いてるんです」
シグマは少し苛ついてマキナに尋ねた。お互いに他人遠慮しない仕事モードで事に取り掛かる。
「さっきも言ったはずだ。我々ベアトリウスがやるべき事は既にやったしやっている。ノーシュが口を出さなくても解決するからだ」
「じゃあ犯人の目星はついているんですか?」
こっちが本当の聞きたいのはこれである。
「ああ、もちろん。こんな事をする奴なんて盗賊に決まっている」
「どういう盗賊ですか?この周辺に盗賊団が何人何種類いるのかご存じだとでも?」
マキナはあっさり答えた。犯人は盗賊だと。しかしわざわざ貨物列車兼乗客用の2編成同時テスト中のこの列車を爆破して、貨物列車の中身を盗むのは犯人に何かメリットがあるのか。
爆破して音ですぐ気づかれただろうが、この騒ぎだと一日で一番人がいない時間帯に犯行に及んだのは間違いない。普通は皆が寝ている深夜だが、今回は見張りがいる。だから見張りはなにかしらで無効化しないといけない。……気絶でもさせたか。となると、戦闘能力はそこそこある者の犯行になるし、兵士や民間人は犯人候補から外れる。だからマキナの犯人盗賊説は本当なんだろう、シグマも相手の立場で考えて今同じ結論に達した。
「流石にそこまではわからないが……無作為に破壊して、荷物だけ元の場所から動いた痕跡がある。計画的な犯行ではない。この時点で、列車の件を知っている人間の犯行でないのは明白だ。たまたまどこかに行く途中でこの列車を見つけ、食料でもないか漁っていたんだろう」
と、マキナは詳しい説明をした。シグマは聞いててそういうのが知りたかったと思っていた。すとんと腑に落ちる。
「でだ。そんな事をする奴は盗賊しかおらん。貧民が一人でするには力も時間も足りないしな」
「なるほど……」
説明は以上、という事らしい。
「だから、お前達ノーシュは何もしなくて――」
しかし。
「でもランドルフ騎士団長には報告させてもらいますよ」
「……なに?」
こちらにも言い分がある。
「さっきも言いましたが、この列車の件は作業を進める権利があなた達にあるだけで、あくまで契約上は共同という事になっています」
ノーシュの土地を使うのだから当然ですよね。という顔でシグマは説明する。
「なので、我々には報告する義務がありますし、この件に介入する権利もあります。当然、僕達の行動に拒否権はありません。確認していませんが、そういう契約を会議で結んでいるはずです。あなたもそこまでは知らないのでは?」
「……資料は読んだ。全体像はよくわからないがな」
まさかとは思うが、お互いがこのプロジェクトの資料を確認していない同士なのか。通りで向こうが忌み嫌うはずだ。
おそらくマキナはノーシュにまで足を運んだことがない国内専門の軍人だろう。そりゃあ大事な事はわからないはずだ。
「僕達がランドルフ騎士団長が連れて来るまでの間、あなた達にはここで彼が来るのを待ってもらいます。いいですね?」
「……(単独で進めたかったが、やはり無理だったか……)」
マキナはシグマに悟られないように、薄く悔しんだ。
「……いいだろう。呼びたいなら呼べばいい。待ってやる」
シグマ達はほっと肩を下す。
「しかし、だ」
「?」
マキナはまた待ったをかけた。
「こちらができる事は勝手に進めさせてもらうぞ。犯人探しと新しい
「……。……っ!?ちょっ、ちょっと待ってください。スケジュール表ってなんですか?」
「はぁ……事情を知らない奴はこれだから……」
マキナはシグマ達が驚いているのを見て、また頭を抱えた。事の発端は知らない者同士だが、資料を読んでいる分、ベアトリウスの方に分があった。もちろん仕事をこなした経験の差も。
「そのランドルフとやらに言うべき事だったが、お前達に先に言っておいてやろう、後で情報共有でもしておけ。荷物を盗まれた時にたまたまこの列車の作業スケジュールが書かれた紙の資料があったんだ。それも同時に盗まれ無くなった」
「はぁ!?一大事じゃないそれ!」
シグマはメイの発言に同調していた。
「お前達は資料を読んでないのだろう?スケジュールの事を知り、見ているのはお前達が言うランドルフとやら以上の役職の人間のみのはずだ。そしてスケジュール表を盗まれ困っているのは我々も同じだ。ただ、ここにあったのは作業員用のもので我々のは城に厳重に管理されているが」
「……」
「ふん、その反応、言っておいて正解だったな。なんでそこにスケジュール表の紙があったのかなどの詳しい事情を知りたいならさっさとランドルフとやらをここに来させるんだな」
「くっ……言われなくてもそうするつもりだ」
自分達が資料を読んでないのはあくまで結果的にだ。気にすることはない。仮にノーシュの誰かが来なくてもベアトリウスは勝手に気づいて勝手に直しただろう。それで事は解決する。犯人は捕まえようが逃げ切ろうがそこまで重要じゃないので処分はどうでもいい。だがそうじゃないのだ。事情を知り、自分達の問題である以上、何が何でも報告しなければいけない。それが、ノーシュの騎士の仕事。
そう、この旅はシグマにとって騎士の仕事をする旅でもある。
「ごめん皆。早急に城に戻らなくてはいけなくなった」
シグマはすぐに、皆に謝罪した。さっきの喧嘩を止めたとは違う理由で、急がなきゃという気持ちでいっぱいである。
「いいですよいいですよ。それくらい問題ありません。しっかし私蚊帳の外でしたねぇ~、列車の話ってそういう事情があったなんて驚きです」
イリーナはマイペースだった。確かによほどの事情通でもなければ首を挟めない会話をしていた。
「ねぇ~、マイニィちゃ~ん?」
「は、はい……」
マイニィちゃんはイリーナのスキンシップに戸惑いながらも笑みを見せる。
「シグマ、わかってる?あのマキナって奴の対応……」
「うん、どうやら一人で解決したいみたいだね……。迷惑を掛けたくないんだろうけど、それ以上に……」
「失態を表に出したくない……」
「そう感じるよね」
あの短い会話で、マキナの性格や価値観を読み取ろうとしたが、わかるのはこれぐらいだった。でもそれだけでもありがたいのである、大人の騎士になったばかりのシグマとメイからしたら。なぜなら何も知らなかったという状態では帰れないし諜報として見た時に向こうにこちらの情報だけ与えたという事は負けたとの同じだからである。
「向こうもノーシュの城でやった会議の内容を全部知っているわけじゃないみたい。おそらく向こうは知らなくてこっちが知ってる情報があるんだわ……」
「それが運よく作用したか。皮肉だね……大火事事件の事は全然情報が掴めてないのに」
「あはは。……でもまだ大火事事件の事は言わない方がいいわ。あの事件は向こうでも有名な事件だから」
「うん。でもいずればれると思う。十二年前と違ってベアトリウスで初めて調査するんだから」
「用心だけはしておきましょう。マークされるのは確定よ」
「うん」
シグマ達が急いでノーシュ城まで帰っているのを見届けて数分後。
「(ランドルフと会話する事もそうだが、こんな場所になぜ若い騎士が二人もいる?ここは国境なんだぞ?)」
ルンバにはノーシュの兵士がいるが、国境沿いの通路は列車のプロジェクトが終わるまでベアトリウスが管理してもいいという事になっていた。だからしていた。そしてそれを仕事をしないで済んだと喜んだノーシュ側は別の仕事場に兵士を移動させたのである。
「(ベアトリウスとの関係を知らないわけではないのに、なぜいる?ただのパトロールなんかじゃ絶対に無い……)」
しばらくノーシュ兵士がいない日が続いていたのを知っているベアトリウス側は、二人の若いノーシュの騎士がベアトリウスの国境まで来た事をすごく怪しんでいた。
ノーシュとベアトリウスは戦国時代終結後から今現在も効力がある過干渉禁止条約を結んでおり、関係は良くもないし悪くもない。お互いの性質を古くから知っている分、素の本音で会話している所もある。しかしずっと、仲は良くもないし悪くもない微妙な関係なのだ。そしてベアトリウスの軍人にとっては、時よりみせるノーシュ騎士のあまあまな判断に苛立ちを感じ見下していた。
「(この件が終わったら城に戻って調べる必要がありそうだな……)」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます