友達の家

優里奈「ねえ、真希聞いて〜」


真希「なに」


優里奈「なあんかさ、最近蒼太が変なんだよね。」


真希「変って?」


優里奈「いきなり学校慣れた?とか、好きな人出来た?とか聞いてきてさ、なんでだと思う?」


真希「普通に気遣ってるんじゃないの?」


優里奈「そおかなー?もうちょっとふかぁい理由があるんじゃないかなー?って思ったりして。」


真希「深い理由ねー...例えば?」


優里奈「んー、例えば、私に恋人がいたとか?」


真希「...」


優里奈「真希は記憶を失う前の私のこと知ってるんだよね?なんか聞いてた?」


真希「なんもー?記憶失ってからしかうちら絡みないし、逆に聞きたいくらいだわ。」


優里奈「そっかあ...じゃあ私の思い違いかな」


真希「なんも気にする必要無いと思うけどな」


優里奈「逆にあいつの好きな人が私の知ってる人で、その子にアプローチするために私に裏で手を回して欲しい説もあるか」


真希「それは考えすぎだって」


優里奈「え、考えすぎ?だって気になるじゃん」


真希「そこまでは気にならないね」


優里奈「えー、真希は本当ドライだよねー

...あ、まってやばい、次の授業の課題やってない、真希やった?」


真希「うん」


優里奈「うわ!まじか、裏切り者〜」


真希「早くやんなさい...」


優里奈「真希課題見せて!終わんない〜」


真希「裏切り者は見せないもの」


優里奈「もしかして根に持ってる??

あ〜あ、真希見た目は可愛い地雷系なのになあ」


真希「ちょっと、うちのは地雷じゃなくてサブカル系って言ってるでしょ、一緒にしないで」


優里奈「え〜、一緒じゃん。照れないの〜」


真希「どこに照れる要素があるんだ」


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僕たちは《元》恋人だった 大和あき @yamato_aki06

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