複雑な友情。真っ直ぐな愛情

8 姉として

 私には2人の妹が居る。

 とても可愛い妹達だ。

 血が繋がって無くとも、妹はいもうと。

 扱いが雑になったりとか、良くなったりとか、そんなのは無い。


 とても良い姉。


 そんなのになりたかった。


 1番年上というのはやはり大変なのかもしれない。

 我慢も必要だし引っ張ることも必要。

 弱音も吐けなければ自慢をすることも無い。


 そんなんじゃいつか限界が来る。


 分かりきっていたこと。


 ロボットが人間になれないのと同じように、人間もロボットになれない。

 ストレスは溜まるし、ミスもする。


 でも私は限りなくロボット近い。


 そんな存在だった思う。


 でも


 もう


 限界。


 ロボットが限界を迎えたらどうなるだろう。

 音をたてて故障する?ピクリとも動かなくなる?


 何にせよ、修理とか充電とかしたら治るのがロボットだろう。

 でも人間は違う。


 人間だってもしかしたら、1人で居たり、落ち着いた生活を送ってれば、そのうち治るんだろう。


 ──でも私に平穏は訪れない。



 本当に難儀だよ。

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