第17話 君と歩く、遠足。②

バスで20分くらい揺られて着いたのは、街中だった。


5歳になる子が湖周辺を歩いて、

6歳になる子が山道のハイキングだそうだ。


どうやら、4歳になる子供たちでは、かなり大変そうで心配ということから、道路が整備されて、歩きやすいという理由で選ばれているらしい。


バスを降りると、優子がすぐに俺のそばに来て、手を繋いできた。


「えへへ、一緒に行こーー!」


「うん!そうしよ!」

俺も元気な声で答えた。

はぁ、まるで、いつまでも夢を見ているみたいに幸せだ。


‥‥祐樹くんが睨んでいなければ。


そんなこんなあったが、

「じゃあ、みんなー、2列になって歩いて行くよーー!」

という由美子先生の声でみんなが移動することで祐樹くんが離れていってくれると思っていた。


そう、思っていた。だが、祐樹くんは、俺のことを睨みながら俺の後ろに並んだ。

隣には、亜衣ちゃんがいた。


(大変だな、何もないといいけど。)


だが、俺の悪い予感が的中した。

街中を歩いてる途中で、信号で止まっていた時、


「!!!?」

祐樹くんが俺を突き飛したのだ。


幸い、車は通っておらず、ことなきを得たが、

危なかったのは事実であり、もしかしたら、大事故に繋がった可能性もあった。

だが、由美子先生も別の子の対応で、こちらを見ていなかったので、

少し、注意をしようと思い、祐樹くんの方を振り向くが、


肝心の祐樹くんは、

「うわぁ!こんなとこで、こけるなんて!だっせーー!!

あぶないんだぞーー!」

と煽ってきた。


さすがにこれはダメだと思った俺は、祐樹くんに強く注意しようと考え、


「さすがに、それは良くないよ。」

と、言おうとした。


だが、事件が起きた。









今回、短くてスミマセン!

次回はもう少し長くします!

次回は23日くらいには投稿すると思います!

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