65.ベルス魔術研究棟の大妖精

「一体お前は何をしているんだ?」

「最近、気づいたの。シューティレイ著、『魔術における基礎理論』、あれの一文に、『王像様に、教えていただいた』、みたいなのが、あった、じゃない?」

ジョンの問いかけに、レオナとやらが答えた。彼女が妙にゆっくりと話すのは、彼女の口癖なのだろうか?

「いいえ。研究の虫になってしまった後遺症と言いますか……彼女、あの盛大なアホ論文を書くまでほとんど人と会話しなかったのです。」

「もう!ジョン君とは、話して、いたじゃない!」

「……。」

僕としか話をしなかったくせに、だろうか。あの恨めしそうな眼は、そういう意味な気がする。その上、最後に会ったのが4年前で、今が24歳。ジョンの現年齢が16歳。4年前は12歳。


 ……随分悪質な幼少期ではないだろうか?いや、それに関しては俺がツッコむセリフではないのだろうか。というか、逆算すれば彼女は15歳前後まで基本人と話をしなかったことになる気がする。そして、初めて会話したジョンも……彼女の話し方に慣れてしまい、苦言を呈さなかったのではないか?と思う。

 ……随分と悪質な幼少期だ。しかも初恋だというのだから始末に負えない気がする。

「で、続きは?」

夫婦漫才が繰り広げられる前に話を進めることにした。

「そう!『王像』の、力と密接に、関わってくる、この、魔術研究棟なら、未知の魔術に、ついて、研究できるかと、思った、のです。」

うぜぇ。心の底からうざい。疲れているわけでもないのにそんなにゆっくり区切って話すな。……そんな感情とは裏腹に、こいつをどう俺の陣営に取り込むべきか熟考している理性がいる。根っから俺は王なのだろうか。


「でも、どうやっても、入れなかったので……爆発させて、入ろうかと。」

「馬鹿者!『神定遊戯』においてペガシャール王国最重要の地の扉を、よりにもよって爆破するだと!罪に問われるぞ!!」

「罪に問われても、私が魔術を、研究できるなら、十分だと、思いませんか?」

「……研究する前にお前は捕まる。そして処刑されるだろう。」

「なんで?」

「今言っただろう。ここにおわす方は、『ペガサスの王像』に選ばれた王、アシャト陛下であらせられる。」

「……あぁ、『神定遊戯』が。っていうことは、爆破しなくても、合法的に、入れるってこと?」

「馬鹿者!陛下の前で今、あなたは罪を告白したのですよ!!」

「……。」

じっと、彼女がこちらを見る。そして、そのあとその周辺に集う兵士たちを見た。


「ふーん?」

「……だから短絡は!」

瞬間、俺の周りに何かの膜が広がった。この膜が何かはわからない、が……いや、わかる。これはディアが展開したものだ。

 瞬間、その膜が弾き飛ばされる音がした。

「へぇ?」

再びの疑問符。それに呼応するように発動される、魔術陣。

「“衝撃魔術”!」

ジョンが叫ぶ。その瞬間、こちらへ向いていた魔術陣が消し飛んだ。

「魔術陣を、直接?」

「魔術の操作や研究については類まれなる才能を発揮するが、レオナは戦術が甘い。」

「ふ、ふん!ジョン君に、言われたく、ない!これなら、どうよ!」

愕然とする。彼女が懐から取り出したのは、“火球魔術・連打”。一つの魔術陣で合計……あの記載なら20だろう。20の火球を生み出す六段階魔術。これだけなら、どこにも問題はなかった。


 それが、同時に8つも起動されていなければ。そして、それ以上におかしな点が一つ。

「なぜ、あれほど魔円が多い?」

「全ての魔字に対して、それぞれ“軽減魔字”を記載しているためです。彼女は元来の数十倍から数百倍の魔力操作を要求する代わりに、魔力消費を数十分の一から数百分の一に落としたのです。」

いや無理があるだろう。怒りたくなるような、思わず笑みが浮かぶような所業だった。人間業ではない。

「まああれ、結構弱点があるんですけれどね?」

「弱点?」

ジョンは答えなかった。とにかく彼は、レオナの方を向いていた。


 知り合いであるという言葉、先ほどの言葉の掛け合い。信用してもいいのだろうと俺は思う。

「じゃあ、遠慮なく片付けてくれ。」

「生かしますか?」

「あぁ。」

「承知!!」


 その言葉を受けるとともに、ジョンは短剣をいくつか放り投げた。……レオナに向けて。

「ジョン君、私を、殺す気?」

「守れるでしょう?」

短剣から身を守るために突き出された盾の魔術。その瞬間、彼女の後方に展開されていた魔術陣の魔力の流れが軒並み止まった。

「彼女の魔力操作は怪物の一言ですが、タネがあります。」

驚き呆れる俺に向かって、ジョンが言い切った。


「レオナ=コルキスはバカです。バカと天才は同じものです。彼女は複数の魔術陣の同時展開や、あれほど異常な魔力操作を要する魔術陣の制御に、極々単純な理論を打ち立てました。」

どれくらいの魔力を、どれくらいの操作で、どう流せば魔術が正しく発動するか。それを一から実験し、実践し、成功例を愚直に繰り返し、体に染み込ませるという荒業。もちろん、そこまで練習できる環境、練習して、何度も成功させるだけの才能があることが前提になってくる。

「ですが。彼女の魔術の才能は天才の一言で済ませられるものではありませんが。それでも、決め打ちによる魔力操作がなければ発動できない魔術陣である以上、他に魔力を動かさせた時点で破綻します。」

ジョンは言う。凡人がどれほど努力したところで、彼女ほどの魔術の扱いは出来ないだろう。凡人が彼女と同じ量、同じ質の努力……いや、その数百倍の努力をしたところで、レオナ=コルキスの今の才能には届かない。


 だが、彼女の技を崩すだけならば。彼女の技術を使わせないだけならば。

 天才の端くれである、自分でも、出来る。

「……そう。」

瞬間、レオナの雰囲気がまた変わった。さっきはいきなり攻撃してきたものの、どちらかと言えば目くらましからの逃走を意識したものだったのだろう。今回は違う。明確な、殺気。

「“紫電聖剣魔術”。」

雷系統魔術における、最大級の単体魔術。それが、俺、アシャト=エドラ=スレイプニル=ペガサシアに向けられる。今回の魔術の発動速度は、さっきまでのモノと比較しても異常に速い。なぜだ。

 一瞬、呆けてから、気が付いた。薄らと見えるその魔術陣には、一文字たりとも“軽減魔術”が使われていない。元来通りの魔力量を要する代わりに、元来通りの魔力操作で済む、彼女にとっては朝飯前に発動できる最強の単体魔術。

「これ、死……。」

「“ペガサスの衛像”よ!!」

だが、俺に向けられた明確な殺意に反応できるのは、当の本人足る俺だけではなかった。俺の所有する最強の『像』、最高の義弟。


 ディールが、自分の馬の背を蹴って、跳び上がり、槍を肩へ構え、振り下ろす。瞬間、その異常な移動速度に脅威を感じたのか、命の危機を感じ取ったのか。レオナはその魔術陣をディールに向け。


 そして、世界は光り輝いた。




「全く、何やっているんだい、君たち?人の家の前で流血沙汰を起こさないでよ。」

「この世界、どこに行ってもそんなものだよ。」

声。辛うじて聞こえるような、声。この声に聞き覚えはないが、この感覚には覚えがある。

「妖精か?」

「そうだよ。初めましてだね、今代の王。我が名はヌーディラス。叡智の妖精。そして、ここ、ペガサスの魔術研究棟『ベルス』の管理者。」

「私は今代『ペガサスの王』アシャト=エドラ=スレイプニル=ペガサシアと申します。」

「今回は随分と長い眠りだったね、ディア。」

「……僕までここに連れて来るってどうしたのさ?」

ヌーディラスの問いには答えずにディアが問い返す。その問いから、普段、ディアがこの、よくわからない領域に跳ばされることはほとんどないのだろうということがわかる。

「分かってるくせに。よくもぬけぬけと。どうして止めなかった?」

「止める暇などなかったさ。まさかあんなことをする無礼者がいるとは思っていなかったし。」

「……まあ、うん。そうだね、まさか『王像』にまつわる施設の破壊を試みる上、王と正面切って戦おうとする阿呆がいるとは思わなかった。」

言いたい放題だな。そういう感想は、やはり胸の内にとどめておくのが正解なのだろう。とりあえずどういう意味か分からない以上、俺に対して説明してもらうことの方が重要だ。


「で?ディアはどうして俺と一緒に、門も開けていないこの施設の妖精に呼ばれたのだ?」

つい、詰問口調に……いや、王の口調に戻っていた。……あぁ、これは、王の口調か。

「簡単さ。九段階魔術と“王の守人”の武器を顕現させた『近衛兵像』が、正面切って門の正面で激突した。門から10メートルも離れていれば問題にはならなかったけど、ああも至近距離じゃね。力を失いかけている『ベルス』では持たない。だから、隔離したのさ。」

……どういう意味だ?遠ければ問題ではなかったとは……

「二つとも、威力が高すぎる。……そう、威力が高すぎる。そうじゃなくとも、二度も九段階魔術を食らって、耐久性がダダ下がりしていた城門だよ?あの二つがもたらす爆風の威力なんて考えたくもないね。」

「あの『ベルス』が、かい?何言っているんだ、まだレベル一しかない『近衛兵像』で『ベルス』の門を破壊する?……僕の記憶違いかい?そんなに『四大施設』は弱くなかったはずだけど?」

「ディア、君、事態の深刻さをまだ理解していなかったのかい?」


 それが、叡智の妖精ヌーディラスの断言だった。

「『神庭遊戯』が200年もの間起きず、神の権威に頼った国々は衰退の一途をたどり、土地は痩せる。もともと国の営みと密接に関わる四大施設。国が衰えればその分施設も衰える。……今のディマルスと同様に。」

それでも、九段階魔術5回くらい耐える力は残していた。万が一があったら困るから、と。でも、それを軽く凌駕してくるような人間が、たまたまそこにいただけなのだと妖精は告げた。

「僕たち妖精も、国にまつわる四大施設も、国の繁栄に依存する。わかっていないのならちゃんと言ってあげるよ。もう、四大施設にはかつての力はもうない。かつてどころか、最低限の力を持っているかすら怪しいところだよ。」

「嘘でしょ?」

「人から自己決定の意思を一部の人にしか許さない、君たちのやり方は間違っていない。神も人もそうあるべきだと、僕たち妖精は思う。でも、神に依存させすぎた。ディア、君は、人を神に依存させるのではなく、王に依存させなければいけなかったんだ。」

「でも、これまではその必要は……」

「今代の王が珍しく、本気で『皇帝』を狙っているのは聞いた。だからこそはっきりと言うよ。必要がない、というのは楽観が過ぎるんじゃないかい、ディア?」

「ヌーディラス……。」

ディアが呆然としている。何を言えばいいのかもわからないと言ったところだろうか。だが、妖精は、おそらく正しいことしか言っていない。


「……つまりなんだ、ヌーディラスとディアは、この200年もの『神定遊戯』の不開催、その理由を知っている、と?」

「それは、今君が知ることじゃないよ、今代の王。次の大いなる戦果物を得てからの話だ。」

ヌーディラスが何を言っているのかは、わからなかった。でも……どうしてだろう。ペガシャールを統一したら、という意味ではない事だけは、分かった。

「まあ、わかった。で?『ベルス』の門が持たないこと、だから俺とディアを同時にここに呼んだこと。この二つの関連性が俺には見えないんだが?」

「あぁ、そうか。それはすまない、僕のミスだ。門が持たないから今代の王を呼んだのではない。門が持たないから、あの二人をここに隔離した。」

そうして、薄水色の妖精が指さす先。そこには、槍を構えた姿勢のまま硬直するディールと、発動直前の姿勢で動きを止められているレオナの姿があった。


 それはまるで、時間が止まっているかのように。

「いや、まるで、じゃない。本当に止まっているんだよ。」

ディアが、呆然としたようにつぶやく。

「ヌーディラス。そこまでしなくちゃいけなかったのかい?」

「あぁ。そこまでしなくてはならなかった。そうしなければ、『ベルス』は破壊されていた。」

「……なあ、ディア、ヌーディラス。俺は寡聞にして空間移動系の魔術も、時間停止系の魔術も、聞いたことがない。この現象は、魔術によって引き起こせるものか?」

俺は、この現状にどうしても違和感があった。だっておかしいではないか。時の妖精が時間を止めて俺と話した、なら俺でも理解できる。しかしこれは、曰く『力を失った』施設に住まう『叡智』の妖精の仕業だ。いささか納得できない。


「いやな聞き方をするね、今代の王。空間魔術や時間魔術は人には扱えないよ。でも、確かに魔術によって引き起こせる現象だ。」

この現象が、魔術によって引き起こせる。なのに、俺は知らない。

「どうして誰も知らない?」

「教えてもいいんだけどね、君たち生命には度が過ぎた力だ。どうして空間系能力、“空間転移”系や“兵器転移”“兵糧保護”みたいな能力を『像』に与えていると思う?」

「制限したいから?」

「そうだよ。この世全ての生命は生命の摂理を違反してはいけない。すべての生命には生と死があり、才能の多寡があり、収入の上下があり、生まれの差異がある。それは生命がある限り決して消えない普遍的な約束だ。ほんのわずかであろうとも、是正しようとする行動そのものが、生命に対する冒涜だ。」

ヌーディラスはそこまで長々と語ってから、妖精らしい神秘的な笑みで言い切った。

「だから、時空間に関わる能力の全ては『像』を持つ人間が、『神の使徒』の力を振るう権限を与えられたものだけが振るうことが出来る。人間ごときに、時空間魔術は荷が重い。」


フワフワと、ディールとレオナの方へ向かう。ヌーディラスはまずディールの背に触れて、その『像』の力を解除して。そしてレオナの形成していた魔術陣を破壊する。

「僕ら妖精も、ディアたち『王像』も、そして神も。絶対に、人間を生命の枠組みから外さないということだけは決めている。」

「生命の、枠組み。」

「人間は知性を得、文明を得、社会を得た。それでも、人から三大欲求を取り払うことは出来ない、否定してはならない。」

ヌーディラスがディールの体を二メートルほど後方へとずらす。術を解除したら、俺に割って入れという視線をよこしてきた。


「同じだよ。人間に神様のまねごとをさせる気はないんだ。弱いものが強い者に従う、強い者が弱いものを守り、時に虐げる。それは、否定してはならない生命の摂理だ。」

理解しがたいな、と思う。人ではない妖精の主張。だから、俺はその主張に主眼を置かない。人の主張と神の主張は、多分、絶対にズレる。

「で、教えてもいいならこのレオナ=コルキスなら出来るようになると思うが?」

「うーん、そうだね。この娘の才能だったら500年くらいかな?がんばったら出来るようになるよ。」

喉元まで、は?という言葉が上って、消えた。辛うじて飲み込むことが出来た。500年。500年である。


「彼女、そんなに生きれないでしょ?教えない方がいいんじゃない?」

「……いや、お前が時間を止めれば、彼女も学べるのでは?」

「何度も言わせないで。僕たち妖精は、人間に生命の摂理を違反することを許さない。許すわけがないだろう?」

時間系、空間系の魔術の使用は、『像』における特権としてのみの使用に留める。それは決して変えないと、彼は言う。

「……それに、500年も、時間を止めた空間で訓練できない。生命にそんな無意味な機能はないよ。」

頑張って寿命を精いっぱい伸ばしても、400歳くらいかな、と彼は言った。おそらく、エルフたちの最大寿命が350くらいであったことを加味しているのだろう。

「さ、もういいかい?君含めて全員をこの空間の外に出す。今代の王、このベルスに魔力を注いで、この施設とディマルスとのパスをまず回復させてくれ。」


「ちょ。今何を!」

「頼んだよ。」

ディマルスとのパスの回復ってなんだ。そういう前に、ヌーディラスが指を鳴らした。

「どうせ話すなら全部話せぇぇ!!」

空間から弾き飛ばされる寸前。俺が発せたのは、その言葉だけだった。




 空間から、出た。そう認識した直後には、足が動いていた。

「……うわ!」

「え?」

二人の呆けたような声、そこに入り込む俺。

「お前ら止まれ!『ベルス』の妖精がお怒りだ!!」

抜剣はしない。両者の間に割り込んで、両手を広げる。

「……ああ、なるほど?」

ディールはその俺の動作で、今の状況がどうして起きたのか、理解したらしい。こいつ、バカではあるけど頭の回転は速いんだよな。

「え?……妖精?いる、の?ここに?」

レオナも同様にその発言を聞いて、しかしディールとは別の動きを見せた。


 再び、九段階魔術と思しき術陣を門に掲げる。意図は明白……躊躇いはない。

「繰り返すなら、王の権限において『ベルス』への立ち入りを禁止するぞ。」

「禁止?突破すれば、いいだけ。」

「やめろ、レオナ。」

ジョンが間に割って入る。彼女の動きを妨害せんと、その手に魔術書を握りしめて。

「君が死ぬことはない。アシャト陛下は君ほどの天才を、この些細ないざこざで処刑することはない。だが、抵抗し続けるならば、君の監禁生活が延びるぞ。」

「私を、捕まえ、られる?」

「出来る。」

ジョンは胸の前に、何かをかざした。……何かではない。それは、神の権威の象徴。


 ローブを羽織った男が、右手に本を、左手を空に掲げた、小さな彫像。その名を、

「“ペガサスの術像”よ!」

その身が輝く。その身に、俺が与えた神の恩寵が降臨する。

「この“像”は、魔力量を1.6倍化、身体能力を1.1倍化し、“術陣不要”“魔力自動操作”“複陣展開”の権能を持つ。君より僕の方が魔術の発動は速い。魔力量は多い。操作できる魔術陣の差は、僅かしかない。」

“像”の力を展開している今ならば、僕は君と互角に戦える。そういうジョンの瞳に気圧されるようにレオナは目をそらすと……

「わかった、わ。降伏、する。」

“魔服羊災”レオナ=コルキス。またの名を、“魔覆要塞”レオナ=コルキス。魔力操作能力の天才が、ペガシャール帝国の手元に、訪れた。

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