61.『ペガシャール四大傭兵部隊長』の定義

 ペガサスが高く高く舞い上がる。斥候も出してはいるがこういう時、やはりペガサスは素晴らしい。何が素晴らしいって、奇襲に対する警戒は空からできる。“視覚強化”の魔術は魔力が続く限り発動され、人ひとりにすら警戒を続けることが出来るのだから。

 奇襲はなく、先行部隊が壊滅したクエリトムラまで着実に歩を進めることが出来た。そこから距離にして2キロの位置に、私は陣と天幕を張るように指示を出す。

「アメリアの部隊は周辺監視をを怠らないように!輸送部隊は夕食の用意を開始しろ!ペディアの軍!『超重装』の積み下ろしは自分たちでやれ!各貴族部隊、全て終われば点呼ののち、私に報告に来ること!」

矢継ぎ早に指示を出す。なお、エリアスの部隊は私の部隊の一部とともに、陣の周りに木製の柵を組み立てている。せめて馬の足を止める防備くらいは整えておかなければ、後が怖い。


 兵士たちは狂ったような形相で取り掛かっている。先ほどのアメリア嬢の発破のおかげで、兵士たちは戦意を取り戻した。絶対に死ぬものか、敗けてなるものかという強い意志を漲らせている。

 だが、それはそれとして。あの死んだ兵士たちの躯が忘れられないのだろう。あの数のあの醜悪な光景は、一生モノのトラウマになりかねない。あの光景を振りはらうのは難しい。

 しばらくはきっと、アメリア嬢がかけた発破もあって敵への憎悪という形で牙をむいてくれるだろう。だが、あの足がすくむようなトラウマを一秒でも忘れていたいなら、今目の前にある仕事に全力で取り組むしかないのも事実である。


 結果として、全員分の天幕が驚くほどの速さで完成した。陣を覆うほどの柵が驚くべき速度で設置されていく。トラウマ、恐怖。そして人の逃亡欲求。あるいは、生存本能。

 そういうものが、人を強く駆り立たせるのだとわかりやすく示している。

「コーネリウス。」

「クリスか。どうした?」

近くまで来て、クリスが私と馬を並べた。何か言いたげな表情に、私は頷いて話をさせる。……今ここでか?という無言の訴えがあった。だが、兵士たちから目を離すと、恐怖で何かやらかすのではないかという気が拭えない。

 その考えはクリスも持っていたのだろう。一瞬どちらのほうが重いか考えたのち、クリスは話すほうを選んだ。


「あの光景。こいつらは、夢に見かねない。」

「それはわかる。あれは鮮烈すぎた。」

鮮烈。夢に見かねない。それは理解しているが、だから何だというのだろうか。

「……夢に見るなら、まだいい。眠りはしたということだ。だが、脳裏に焼き付いているがゆえに、目を瞑ることすら叶わない……そんなことになるのではないか?」

目をつぶれば。暗い天幕の中で横になってしまえば。今、仕事に熱中することで無理やり忘れているあの地獄を思い出すのは容易だろう。

「……否定はできない。だが、どうしろと。敵前で宴でも催せと?」

「それは初戦に勝ってからでいい。人が夢を見る間もなく泥のように眠ってしまう方法を、俺たちはよく知っているだろう?」

クリスの提案に、空を見上げた。夕暮れに近い空。だが、日が沈むまでにはあと一時間はあるだろう。


「見張りに立たせる兵士は3000!2000は貴族軍、1000は私の部隊から出す!各自人員を選別、10分以内だ!クリスの部隊は水を用意!就寝前に体を清める用だ!急げ!!」

寝不足で戦争など目も当てられない。やろうと思えば“強制睡眠魔術”を用意できるが、問題はそれを使える人間がいないことだ。30000名近くへの“強制睡眠魔術”をかけさせるためには、相当量の魔力……いや、それ以上に、7段階格級の魔術陣が必要。7段階格級魔術陣ということは。魔術の腕も七段階格必要だということ。残念ながら、アメリア嬢は魔術の腕は五段階格だと聞いている。広範囲魔術はまだ撃てない。

 ペガシャール帝国内において、魔術七段階以上の使い手といえば……エルフィール様、ジョン=ラムポーン=コリント子爵、ギュシアール老。確か陛下は六段階格だ。……エルフ姉妹の魔術の力量は知らない。エルフである以上五段階格を超える程度の魔力は有しているだろうが……13歳と12歳。使いこなせているかは知らない。


 つまり。現段階で魔術は使えない。ならどうやって眠らせるか。とても簡単だ。


 兵士たちがすべてを終えて集合した。私のほうをじっと見上げてくる。

 何を言われるのか、緊張した面持ちで見上げてくる兵士たちに、私は声を張り上げた。

「皆の者!今日の調練の課題は!」

いきなり、『調練』と言われて、兵士たちがビクリと震えた。あの走り回った地獄を思い返しているのだろうか。……彼らにとって、体力が尽きるまで走らされた地獄と、今日見た地獄。どちらのほうが地獄だろう。

「先だってまでの、出来る限り長く走る調練ではない!動けなくなるまで全力疾走し続ける調練だ!」

兵士たちが怯えた目でこちらを見た。今から追い打ちをかけるのか、という目だ。

 悪いとは思う。だが、これは、どちらかといえば兵士たちのためである。疲れ切って泥のように眠ったほうが、眠れずにトラウマを延々と思い返し続け苦しむよりもいいだろう。


 何より。眠って翌朝すっきり戦えるほうが、寝不足で頭痛や視界の明滅に悩まされながら戦うよりも遥かに生存率が高い。……コーネリウスは説明こそしなかったが、そのために兵士たちを限界まで疲れさせようとしていた。




 疲れ切った兵士たちが寝静まり、警戒の部隊は常に柵の外を警戒している。

 耳を澄ませてわずかな声を聴き洩らさないよう。目を見開いて不自然な影の揺らぎを見過ごさないよう。ほんの1秒でも早く、夜襲されたら気付けるように。必死で目を見開いていた。


 あの死の光景は見張りの兵士たちも見ている。自分たちが警戒をわずかでも怠れば、自分たちもああなってしまうのだ。コーネリウスに懇々と説明された兵士たちは、もう死に物狂いと言ってもいいほどの形相で警戒を続けていた。

「コーネリウス。アメリア嬢に助けられたな、今日は。」

将校会議用の天幕で、ペディアが言った。その通りだな、と彼は笑う。

「正直なところ、経験不足が否めない。もしデファール殿がいなくても私は『元帥像』になれなかっただろうと思ったよ。」

だいぶ彼も砕けた話し方になってきたな、と思う。貴族らしいあり方というのは、人を威圧し、支配するための在り方の一つだ。同時に、そのやり方を知らない人たちを遠ざける、という役割も持っている。


 まあ、当然といえば当然だろう。高位の貴族が農民と親しくしていたら、それはそれで問題だ。先日生還者たちに参れて暗殺者が攻撃していたように、いつ農民に紛れて暗殺者が攻撃してくるかわからない。

 貴族とは即ち知識の塊だ。一人殺されるということは、一人分の知識が欠落するということだ。……特に、国の運営に携わる知識が。だから、貴族は農民と親しくすることは滅多にないし、起きにくいような教育を施されている。

 だが、ことペディアとエリアスに限ってはその態度で接するのはむしろ悪手だ。彼らは元々農民と傭兵なのだから。コーネリウスは、そのクリスの忠告を比較的すんなり受け入れた。それが、今の一言ににじみ出ている。


「そう……だな。『護国の槍』にしては、と思った。どういうことだ?」

「……そのことに関しては、今度にしてくれ。父上との戦いを終えた後に。」

複雑な感情をにじませながらコーネリウスが言う。まあ、家族にもいろいろあるのだろう。そう結論付けることで違和感を強引に払拭し、ペディアは変えるべき話題を探した。

「……どう攻める?」

「どう、と言われても困るな。」

砦の設計はコーネリウスの手にもある。が、いかんせんクエリトムラがペガシャール王国のものであった時代の設計図だ。

 ……少なくとも、隠し通路は埋められ、別のものが作られていると考えるべきだろう。壁が風化して脆くなっている可能性も……いや、考えるだけ無駄だろうか。

「出来たら野戦をしてしまえればいいな。」

「『青速傭兵団』が相手なら……いや、指揮官が誰かにもよるか。」

「そうなのか?」

「あぁ。『青速傭兵団』は騎馬による突撃が持ち味の傭兵団だ。副官も含めて、原則的には騎馬戦を前提として動くことが多い。」

コーネリウスは傭兵の世界に疎い。『青速傭兵団』という、『ペガシャール王国四大傭兵部隊長』の一人が率いる部隊について、それ以上の情報を持っていない。


 傭兵の世界は傭兵が一番よく知っている。だから、ペディアがコーネリウスに『青速傭兵団』について語り始める。

「いつ、『ペガシャール王国の四大傭兵部隊長』なんて渾名が流れたのかは知らない。少なくとも当時の俺はそこまで有名ではなかったはずだ。」

その噂が流れ始めたのは6年前だ。ペディアはまだ16歳だった。傭兵団の長となって日も浅く、実績もなかった。なのに、自分の名が挙げられていると知って、戦慄したものだと彼は言う。

「……どうして、『赤甲傭兵団』が『四大傭兵部隊』に数えられるようになったのだ?」

理解不能だったのだろう。コーネリウスが尋ねた質問に、私は介入して答えた。

「コーネリウス。『ペガシャール王国の四大傭兵団』ではないのだ。『ペガシャール王国の四大傭兵部隊長』。名指しされたのはペディアだけだよ。」

「……『赤甲傭兵団』ではないのか?」

「“赤甲将”ペディア=ディーノスが『ペガシャール王国の四大傭兵部隊長』だ。」

コーネリウスが呆れたようにペディアを見た。ペディアも諦めたようにコーネリウスを見ている。


「まあ、ペディアが変に有名なのはさておいて、だ。」

さておけるのか、と俺は思った。16歳の少年を『四大傭兵部隊長』として認定してしまう国への風潮も、言われるほどの実力扱いされているペディアへの評価も、彼は何も言わなかった。

「『青速傭兵団』も同様?」

「あぁ。『青速傭兵団』はその実力も有名だし、俺の傭兵団より経験豊富だから、名に負ける傭兵団ではないのは確かだが……一番厄介なのは“雷馬将”グリッチ=アデュール。『四大傭兵部隊長』の一人だ。」

つまり、その男は。アシャト王の眼鏡に叶い、『ペガサスの連隊長像』の役割を与えられたペディアと同格の指揮能力を持っている、と民間に響き渡っている指揮官だということ。

「暗殺者も奴の仕込みだろう。『青速傭兵団』の面々は揃いも揃って騎馬隊で突っ込みたがる馬鹿だが、こいつは違う。騎馬がなくとも、籠城戦でも。あるいは魔術の撃ち合いを要する戦でも、一定以上の成果を出せる。『傭兵部隊長』だ。」

「……もしも、そいつが籠城戦の指揮官なら勝利は難しい、と?」

「どうだろう。互いの手の内を完全に理解しているわけではないからな。……だが、うちには『超重装』部隊がいる。敵が騎兵で来るなら、ほぼ確実に勝てるだろう。」

当然な評価をする。敵が突っ込んでくるところを足止めすればいいだけなら、『超重装』部隊は最高の成果を出すだろう。同時に、七段階格クラスの大規模魔法を使える魔法使いがいるとき、『超重装』部隊は恰好の餌食だろうが。


 『超重装』は俺が設計したのだ。その利点も欠点も、俺が一番よくわかっている。……魔法抵抗を挙げる魔術陣を刻むには、時間も足りなかったが、それ以上にペディアの部隊の魔術熟練度が低すぎた。

「事前情報があると思うか?」

「……『像』についてはどうだろうか。正直わからないというのが本心だ。」

だろうな、とコーネリウスは返す。戦争は情報戦だ。正直なところを言えば、『帝国軍』は情報面でゼブラ公国に劣っている。


 先行部隊が崩された。いや、それ自体はトカゲの尻尾切りだ。後悔することも反省することも必要ない。問題は、誰が捕虜にされたのか、どこまで情報を話したのか、だ。

 指揮官の名前がバレたくらいならいい。コーネリウスやペディアの名前が知られたところで、策略の方向性を疑ってくる程度だ。純粋な実力勝負に持っていけば、『像』のある帝国軍が必ず勝つ。

「いえ、『像』については知られていないと考えていいと思います。」

アメリアが言った。

「根拠は?」

「『像』が指揮する部隊を相手に、一砦に詰められる兵士の数で戦おうと思いますか?」

兵士たちの身体能力が軒並み1.2倍以上になっている敵と戦いたいか。……いやだな、と思う。砦に限界まで人を詰めたとして、戦うことを前提にすれば……15万人くらいが最大数だろう。俺たちの軍は3万。5倍の兵力差。


「無理だな。やる気にならない。」

最大数を仮定してだ。おそらく、国境沿いの重要な砦とはいえ、15万人も兵を配置しているとは思えない。……それに、『青速傭兵団』がいる。国仕えの兵士と傭兵は相性が悪い。局地戦に投入されることがあっても、大規模戦闘に傭兵が投入されるとは考えづらい。

 つまり、あの砦は、ペガシャール王国が進軍してきたときにその実力を図るために用意された当て馬だろう。最低限の兵士しかいない。

「ペディア、どう思う?」

「『像』の存在は知らない。そして、当て馬として『青速傭兵団』が詰められたのも間違いない。……だとすれば。」

「だとすれば?」

「まず野戦で勝負をつけに来る。グリッチ=アデュールが『確実に勝てる』と判断する戦をかけてくるでしょう。」

「……確実に勝てる戦?」


コーネリウスは、戦に確実性を求めない。『護国の槍』は10%の失敗の可能性を考慮に入れ、受け皿を用意してから動くことを前提に動く。

 傭兵は命あっての物種で、次にカネに見合った成果を求める。つまり、10%も失敗の可能性がある戦は基本的にしない。

 経過意識の違いだろう。『勝つ』という目的は一致している。だが、敗戦を念頭に置いたうえでの勝利を旨とするコーネリウスは、勝利しか許されない傭兵の理屈を理解しにくいのだろう。


 エリアスが苦笑しながら、「分からなくとも構いませんよ。」と言って宥める。わからないのは仕方がないだろうな、と俺も思う。国が生き残るための大勝のため、一つ一つ積み上げる『護国の槍』と、どこまでも局所的勝利を追及する傭兵では、住む世界が違う。

 だが、続くエリアスの言葉は、俺の心を衝撃で波立たせるのに十分だった。

「はい。傭兵は金で動くのですから、金に見合った結果を残さなければなりません。私なら、そうですね。今晩、夜襲をかけるでしょう。」


予言者のようだ、と思った。理由は単純、直後に聞こえた夜警の兵士たちの声だった。

「伝令!伝令!!遠方より馬蹄の響きあり。繰り返す、遠方より馬蹄の響きあり!!」

「エリアスの部隊を起こせ!他の兵士たちはいいから!」

「『赤甲傭兵団』!今すぐ用意!」

「天馬騎兵!指定者ニ十騎、敵との距離計算!」

「クリスの部隊!聞こえたな!!」

「ミデウス侯爵家の兵士たちよ、動けるな!」

ほとんど同時に、六人が叫ぶ。いったい誰が指揮官だか。だが、六人が夜襲を警戒していたのは驚いた。それ以上に対策を用意していたことにも。


 それは、俺だけではなかったらしい。互いが互いを驚いたような目で見つめている。

「うん。敗ける気がしないな。指揮は私が執る、いいな?」

「あぁ。頼む、コーネリウス。」

総意をコーネリウスとペディアが確認しあう。馬蹄の響き、ということは敵は騎兵。おそらく、敵がここを襲撃するまでにあと3分。

「全軍に指示!暫定的にここにいる将兵を私が率いる軍として扱い、連隊長ペディアの部隊の一部と認定!ペディア、力を解放しろ!」

「『超重装』部隊!鎧は着たか?着たな?よし、隊列を整えろ、横列一帯!」

陣前に柵はしっかり固定されている。騎兵で突撃するためには、まず柵を抜かなければならない。


 敵軍は、そのために騎兵を遠ざけた上で、柵を引き抜いた。

 ゴトン、という音。あるいは、ボキリと柵の木ごと叩きおられた音。


 あぁ、弓兵がいたら、この無防備な作業中を狙って射られたのに。スヤスヤと夢の中に旅立っている貴族軍の兵士たちに、僅かな苛立ちを覚えた。

 はて。どうして俺は、輸送部隊を夜襲に待機させておかなかった?


「失態は戦果で補うべき、か。『ペガサスの器像』よ!」

呼び出す。兵器を、呼び出す。大将用の『超重装』が孤軍奮闘用装備だとすれば、これは孤軍狙撃用装備。魔法を刻み、安定させられる魔鉱に、高威力小範囲魔法の魔法陣を詰め込んだ、盾と見紛いかねないほどの幅広の杖。

「“長距離火球魔術”。」

撃ち放った。『ペガサスの兵器将像』の力により、1.2倍まで向上した身体能力が捉えた、500メートル近い暗闇の先。柵を今壊されている、そのほんのわずか後ろに向かって。


 爆音。結果を見る前に再び同じ魔術を同じ魔力量で発動、発射する。二度目の爆音。それによって、敵はこれ以上の柵の引き抜きを諦めたらしい。

 幅にして、馬が五列横隊で通れるくらいの間が空いている。……これだけ道が出来ていたら、俺なら通る。その予想に、敵は反することがなかった。

「突撃!!」

馬蹄の音。結構遠い。……おそらく、彼我の距離の差は1キロ。なら、僅かな距離が埋められる前に、あと二撃は入れられる。

「ミルノー、待ってくれ。」

「コーネリウス?」

「……うん。大丈夫。ペディアたちならちゃんと迎撃できるはずだ。魔力を温存して。敵が撤退するときに、追撃してもらえないか?」

「分かりました。ここにいても?」

「ああ。安心していい。私の傍にいる限り、お前に敵の刃が届くことはない。」

「一応剣術六段と魔術六段は持っているんですけどね?」

大丈夫、以外と話せる。緊迫感は感じない。


 これくらいの軽口をたたく余裕があるのなら、本当に大丈夫なのだろう。私はそう思って、一時的に休むことにした。

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