一万文字の謝罪メールというのがツッコミどころの本作品(笑)
そんくらい書けるンなら仕事しろよ! つーか、アレコレ策をめぐらすくらいなら真面目に書いたほうが早くね? と言いたくもなるのですが、毎日をがんばって生きている皆々様ならばご存知のとおり、ときに弱くなるのが人という種。
そんな弱い人が小説家となった結果、どうなっていくかをブラックに描いています。
前半の不謹慎な笑いを誘う場面に、現実の作家業とはこんなにベリーハードで過酷なものなのかと恐怖してしまいますが、きっとフィクションに違いありません。いくらなんでもトイレにくらいは行かせてもらえるでしょう。
人間、一日二日くらいならメシ抜きでも生きていけるものですが、排泄抜きは健康の観点からも人道の観点からもさすがにヤバいです。想像上の編集者とは鬼か悪魔のようですが、現実ではないのでもちろんセーフ。
ラストはくっそ暑い今の季節にピッタリなスリリング展開で読者の皆様の冷や汗を引き出してくれることうけあいの作品になっていますよ〜。