(335)カギカッコ

 最近になって「セリフ率」について考える様になった。


「セリフ率」とは、小説の中で「セリフが締める文章量の割合」の事で、僕が勝手に作った言葉だ。


 いま、新作の執筆をするべく作品の冒頭の文章を考えているのだが、若い人にも読みやすくする為に「セリフ」を多用してみるのはどうかと考えている訳だ。


 その流れで「どれくらいのセリフ率が良いのか」が気になった訳で。


 というのも、ラノベと呼ばれる作品は、文章の半分がセリフや効果音に費やされている気がして、「もしかしたら、この方が読みやすいのかも」と考えた為で、情景描写が多い僕の文章スタイルを、もう少しラノベ寄りに出来ないものかと思ったからだ。


 が、そんな事をしたらきっと、これまで僕の作品を愛読して頂いた皆さんは、「何だこの出汁の無いスープみたいな作品は!?」みたいな感想を持つのではとも思える訳で。 


 となると、もはや新たなアカウントを作って、別の作者として執筆すべきなのかしら?


 いやいや、そんな器用な事が僕に出来るとも思えないな。


 うーむ。


 ともあれ、一度試験的にセリフ率高めの作品でも書いてみようか。


 自分の殻を破って新しい事にチャレンジしてみるのも悪くないだろう。


 という訳で、新作の前に短編みたいにしてセリフ率高めの作品を公開出来るようにしてみようと思います。


 読者の皆さんがどんな反応をするのか、ちょっとビビっていますが、乞うご期待って事でお願い致します(笑)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る