ことばの悦楽

（323）大混乱

　そういえば、物流業界は2024年問題で色々困った事になるだろうって話を聞いた事があるが、実際のところはどうなんだろうか。

　などと、ぼんやりと考えていたのも束の間。

　僕は今、注文した商品が一部届かないのを、物流会社の支店まで来て物流会社に探してもらっている。

　調べてもらったところによると、荷物が何処かに紛れ込んでいるらしく、つまりは紛失中だというのだ。

　昨日から探してもらっているのだが、今もまだ見付からず、さすがに僕もその商品が無ければ明日の顧客への納品が出来ないし、かなりの大問題になるかも知れない訳で。

　で、今日も何度も物流会社に電話していたのだが、まず「電話が繋がらない」という洗礼を受ける事に。

　そこそこ大きな物流会社の、東京で一番大きい支店であるにもかかわらずだ。

　で、電話が繋がらないんじゃラチがあかないって事で、いまはその物流会社に直接やって来て、紛失した荷物を探してもらっているという訳だ。

　昨日の「紛失」が発覚してから24時間以上経過しているうえ、僕が物流会社の支店の窓口で荷物を探してもらってから1時間以上経過したが、今だに見つかる気配が無い。

　物流会社の倉庫は沢山の荷物が行き来しており、僕の荷物を見つけるなんて物理的に困難とも思えるのだが、荷物には全て配送伝票がついていて、バーコードみたいので追跡できるはずだ。

　データ上ではこの支店にある筈なのだが、24時間以上経っても見つからないなんて、一体どこに行ってしまったのやら…

　配達のトラックに紛れていたとしても、今日の昼に配達員が帰って来た時に「余った荷物」から探せる筈だったのに見つからない。

　配達員が持ち出していないのなら支店の倉庫にある筈なのに、まだ見つからない。

　物理的にくまなく調べれば出てくるはずなのだが、IT管理された情報だけで探しているのも無理を感じる。

　…う〜ん。

　このまま見付からなければ、一体どんな保障をしてくれるのだろう。

　僕が失う信頼分の保障はしてもらえるのだろうか。

　まあ、無理だよな。

　となると、やはり何が何でも荷物を見つける必要がある訳で…

　これが2024年問題なのかどうかは判らないが、ともあれ物流業界が大混乱なのは間違い無さそうだ。

　こんな社会に誰がしたんだ？

　…あ、自民党か。

　…早く選挙にならないかなぁ…

　そんな事を思いながら、荷物が見つかるのを待っている、今日の僕なのであります。