(302)敗北

 最近仕事を頑張ってはいるものの、資金繰りやらなにやらで色々苦しいあたり、きっと僕は人生の負け組なんだろうな。


 それはともかく、何かの勝負に負けてしまった時に「敗北」という烙印を押される事になる訳だが、この「敗北」ってのは、なぜに「北」なのだろうか。


「北まくらは縁起が悪い」とも言うし、いったい「北」が何をしたというのだろうか。


 日本の北国といえば、お米は美味しいし魚も美味しいし、自然は美しいし、いい温泉も沢山あって、僕は大好きだ。


 冬の大雪などは大変だろうが、だからといって「負けているか?」と問われれば、ぜんぜんそんな事は無いだろう。


 ではなぜ「敗北」なのだろうか。


「敗南」や「敗西」では駄目だったのだろうか。


 とか考えていると、ちょっと思い当たった事がある。


 この「北」というのは方角を示す文字な訳だが、この日本においての「北」という方角は、いわゆる「太陽が居ない方角」と言えるのではなかろうか。


 日本の国旗は「日の丸」な訳で、太陽に並々ならぬリスペクトというか、信仰のようなものがある。


 で、太陽は南側にあり、東から昇り、西に沈む訳で。


 つまり太陽が無い方角が、いわゆる「縁起が悪い方角」の様に扱われているのではないかという考察だ。


 これが正しい考察かどうかは分からないが、何となく自分の中でしっくりくる部分がある。


 事実、住宅選びの際に風水などを気にする僕は、北北東方面が「鬼門」とされている事も知っている。


 この理由が「最も日が当たらない場所なので、水を扱う設備のある部屋を設けない様が良い」という様にも考えられている訳で。


 しかし「南南西」も「裏鬼門」と呼ばれ、そちらにも水回りの設備はお勧めできないとされている。


 しかしこれは、「日光が当たり過ぎる為に、水回りの設備を置くと湿度が上がって熱中症になりやすくなる」という理由があるとも言われている訳だから、日があたらないという事にはならない訳で。


 ふむふむ。


 つまるところ「敗北」というのは、「負けて日の当たらない方角に向けられる」みたいな意味を含んでいるのかも知れないな。


 という訳で、誰か正しい情報をご存じの方がいれば、コメントで教えて頂ければ嬉しく思います!


 できれば、人生にも勝利したいと最近思う様になった、そんな今日の僕なのであります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る