(292)ちっちゃいの
ひらがなにもカタカナにも、ちっちゃい文字がある。
「ゃ、ゅ、ょ、っ」などが代表に挙げられるが、「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」もよく使われるだろう。
これらのちっちゃい文字なのだが、作品によって使い方が色々あるのだなぁと、最近気づく事になった。
特に、登場人物の悲鳴などでは、その違いが顕著に表れる様だ。
例えば、
「うわああああああ!」
みたいなセリフでも、
「うわあぁぁぁぁぁ!」
と書くと、まるで崖から落ちる人の様な、悲鳴が遠ざかる感じがするし、
「ぅわあああああ!」
とかだと、今度は上から落ちて来る人の悲鳴みたいにも感じられる。
つまり、字の大きさが音の大きさに比例して読み手に受け取られるという事なんだろうな。
なるほど。
しかし、ならば何故他の文字には「ちっちゃいの」が無いのだろう。
あ行とや行だけじゃなくて、他の文字もちっちゃいバージョンがあればいいのに。
なのに、普通に変換できる文字の中には無い訳で。
まあ、無いものねだりをしても始まらないのかも知れないな。
あるものしか使えないのが我々庶民な訳で。
…そう言えば、アルバイトに来る予定だった女子高生が、変なメールを送ってきた事があったっけな。
「ゎかりました。ぉねがぃします」
みたいなやつ。
あれは何だったんだろうか。
カタコトの日本語を表現していたのかな?
僕の知らない使い方が、まだまだあるのかも知れないな。
やはり日本語は奥が深いや。
そんな事を想う、今日の僕なのであります。
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