(293)夏なべ

 寒い時こそ乾布摩擦をしたり、熱い夏こそサウナに入るとか、色々な試練に挑むという人が居る事は知っている。


 が、僕はあまりそういう事をしてこなかったなぁと、何故か突然そんな事を考えてしまった訳で。


 だからかどうか、僕の身体も精神も、軟弱に育ってしまっているのかも知れない。


 というのも、金曜日の夜から土曜日にかけて、鼻風邪を引いてしまった自分の軟弱さを思い知ったからだ。


 誰かに感染されたとかではなく、完全に自分の生活の不摂生によって起こった風邪。


 誰のせいでもなく、自分自身の責任でしかない風邪。


「こりゃいかん」


 という訳で、僕にも出来る試練を、僕の彼女が用意してくれた。


 気温が30度近くなる、真夏日の5月の都内。


 そこで食卓に並ぶ「鍋料理」「おかゆ」という熱々料理。


 食べる前から汗だくになるし、食べた後は何故かヘトヘトで汗をかきながらウトウトしてしまう程。


 なのだが、一日2食そんな食生活をして2日間経過した今、風邪はすっかり治っていた。


 頭はスッキリ。


 身体もスッキリ。


 日曜日の夕方には随分と体調は良くなり、月曜日からの仕事に対するコンディションも担保できたのではないかと思う。


 これから季節は真夏に向かって行く訳だが、こういう「夏なべ」みたいな試練は、時々やった方が良いのだろうなと思っている。


 熱中症にならない様にクーラーで涼しくした方が良いのは確かだろうが、昔の日本人がやってきた「暑さ対策」も参考にしながら、これからの夏に挑もうと思う、今日の僕なのであります。


 皆さんは、今年の夏をどうお過ごしになられますか?


 暑さ対策で何か良い策を講じている方は、コメントで教えて頂ければ私の悦楽となりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る