(287)検討

 よく、国会などの質疑に対し、大臣などが「検討します」みたいな回答をする事がある。


 検討すると言いながら、本当に検討しているのかも怪しい現政府である自民党だが、「検討」というのは元々「険しきを討つ」という意味で使われるべき言葉ではないかと思う訳で。


 今の自民党総裁でもある岸田首相が「検討する」と言うと、何だかもはや「何もしない」という意味ではないかと疑いたくなるのだが、もしも「険しきを討つ」というのが「検討」の本来の意味であるならば、なんとも頼もしい回答であるはずな訳だ。


 僕も仕事の上で色々な依頼を受ける時に、「難しい仕事だけど何とかしようと前向きに考える」という意味で「検討します」と言う事がある。


 これはまさに「険しきを討つ」と言う意味で使っているので、本来の言葉の意味として正しい筈だ。


 が、首相が「検討します」と言った途端に何故か失望してしまうのは僕だけだろうか。


 険しきを討つ気なんてこれっぽっちも無さそうな首相に統治される日本の、何と憐れな事か…


 いや、悲しんでたって始まらないな。


 もうすぐあると言われる衆院選で、自民党を崩壊させれば、少しは「検討」が本来の意味に近づく気もするし。


 うん。


 という訳で、次の選挙でどこに投票すべきか、それこそ「検討」しなくちゃならないな。


 そんな事を思う、今日の僕なのであります。

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