(288)怠け者

 僕の根本は「怠け者」なんだろうなと思っている。


 5月の頭からゴールデンウィークがあったが、概ね仕事をしていたとはいえ、そこそこのんびり仕事をしてしまった。


 で、そのしわ寄せがゴールデンウィーク明けにやってきて、今度は仕事に追われる1週間になり、土曜日の夜までミッチリと仕事漬けになってしまった。


 1週間のうち、3日は徹夜をした気がするな。


 やるべき事は山ほどあるのに、資金が潤沢ではないので、資金繰りや動かせる仕事の優先度を考えながら、仕事を回さなければならないのが本当に大変だった。


 貧すれば鈍する。


 まさにこの言葉の通りだ。


 しかし、この境遇に陥ったのは外でもない僕自身のせいであり、「身から出た錆」「自業自得」と言われればその通りな訳だ。


 とはいえ僕は「悪運が強い」という困った体質で、苦労はすれど、結局は何とか仕事はうまくいった訳で。


 しばらく執筆が出来なかったのだが、とりあえず土曜日までの仕事をこなして、日曜日は半日寝て午後から仕事をしようと思っていた訳だ。


 が、実際に日曜日を迎えてみれば、全身筋肉痛だし、ちょっとした燃え尽き症候群のような感じで、仕事にはちっとも手をつけずに一日中寝てしまい、結局は月曜日の早朝から仕事に追われていたという状況な訳で。


 これってあれだな。


 先延ばしにする性格とか、そういうのが原因だよな。


 というか、僕は元来「怠けもの」なんだろうなとさえ思える訳で。


 自分の事を「怠け者」だと定義すると、当てはまる部分は沢山あるし、しかも「怠け者」である自分自身を、そこそこ黙認している部分もあったりする。


 怠け者であるがゆえに現実逃避をしながら物語を空想したりも出来るからだ。


 現実主義者で頑張り屋って人は、きっとこうした現実逃避なんてしないのかもしれないと思うと、そんな人生は僕向きではないなとも思える訳で。


 もっと自由な発想で、非現実的な事を考えていたいとも思える、ある種の夢遊病者みたいな人でいいんじゃないかと思っていたりもして。


 ともあれ、そんな自分に反省もしつつ、期待もしつつ、これからも頑張っていこうと思う、今日の僕なのであります。

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