(266)災い転じて
僕はコンサル以外にも物販をしている個人事業主なのだが、商品を販売するからには仕入れも行う訳で、今回も商品を発注して入荷を待っていた訳だ。
が、いざ商品が届いてみると、僕が発注したものとは違う商品が届いていた訳で。
明後日には顧客に納品しなくちゃならないのに、こんな間違いが発生するとは何たる不幸か。
と思いつつも、メーカーに連絡を入れてみると、
「申し訳ありません。実は、他のお客様と商品が入れ違いになっておりまして、先ほどそのお客様から連絡があり、そちらに商品を入替えに伺いたいと申し出があったのですが…」
との事。
なるほど、入れ違いとな。
聞けば、僕のオフィスから車で10分位のところにある会社と入れ違いが起きていたらしく、その会社の人が、わざわざ僕のオフィスまで荷物を持って来てくれるという。
なんとも有り難い事だ。
という訳で、しばらく待っていると、10分もしないうちにその会社の車が僕のオフィスまでやって来た。
おかげで無事に荷物の入替えが出来たのだが、その会社はどうやら僕の仕事と親和性が高そうだと思い、その担当者と名刺交換をして少しお話をしてみた訳だ。
すると、やはり親和性が高そうな業態の様で、今後のビジネスで何らかの協業が出来そうだという話になった。
コロナ禍以降、なかなか人との出会いが少なくなった昨今、こうしたトラブルから始まる良い出会いというのもあるんだな。
災い転じて福となる様に、今回の出会いを育てていこうと思う、今日の僕なのであります。
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