(242)影響

 僕が個人事業主だという事は何度か語ってきたと思うのだが、色々な企業にコンサルティングや物販をする事業を行なっている事はあまり語って来なかった気がする。


 で、2020年3月にコロナ禍が始まり、ソーシャルディスタンスとやらで「不要不急の外出を避けよう」みたいな政策のおかげで、僕はコンサル業務のほぼ全てを失う事になった訳だ。


 で、2023年の5月に新型コロナを「5類にする」という厚生労働省の発表があり、徐々に企業はリモートワークから出勤するタイプの働き方にシフトしていった。


 で、僕のコンサル業務も2023年の秋頃から少しづつ復活に向けて動き出していた訳だが、それでも事業継続の為に物販に極フリしていた影響は残っていて、貧乏経営者である僕は資金繰りでヘロヘロになる毎日を過ごしていた訳だ。


 2024年を迎えた元旦の日に、能登地方を強い地震が襲った。


 被災地の安否を気にしながらも、社会は通常運転を始めた訳で。


 僕もその流れで仕事を始めた訳だが、物販事業が2月に入った途端に忙しくなり、仕入を伴う事業なだけに、またもや資金繰りに苦しむ日々が始まった訳だ。


 が、今回は能登地方の地震の影響もあり、思う様に仕入が出来ないというハプニングが続出している。


 政府や行政により食品メーカーには色々な要請がある様で、特に備蓄に関わる食品や水に関しては、大企業の買い占めも重なって、とんでもない事になっている。


 その影響は僕も受ける事になり、今も納期が間に合わない対応に追われていたりする訳だ。


 それにしても「影響」って言葉は不思議な感じがするな。


「影に響く」と書いて「影響」と読む訳だが、そもそも「影」に「響く」という表現が芸術的な気さえする訳で。


 とはいえ、今回の僕の様に「影どころか、本体に響いている」という場合は「影響」に代わる表現が何かあるのだろうか?


 もし無いなら、僕が勝手に作ってもいいのだろうか?


 とすれば、「影響」に代わる言葉として、どんな表現が良いだろうか。


 影どころか本体にダメージがあるのだから、「本響」とかだろうか。


 はたまた「影だけで済まない」というところから「影過響」とかがいいだろうか。


 それとも「直接響く」という意味で「直響」とかの方がいいかも知れない。


 うむ。


 何となく意味は通じる気はするが、何だか芸術点が低そうな言葉だな…


 皆さんなら、どんな言葉を考え付くのだろう。


 コメントで教えて頂ければ、僕の悦楽となるに違いないので、お手隙の時にでも考えて頂ければ幸いだ。


 …さて、現実逃避はこれくらいにして、納期が間に合わない商品の代替案を考えなくちゃな。


 自営業者時に悲哀は、まだまだ続くのであった…

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