(203)美しい大人
今日はクリスマス。
子供の頃からみんなが大好きだった日だが、大人になるにつれて「寂しさを噛みしめる日」になる人もいれば、「恋人とイチャイチャする日」を楽しむ人もいれば、「財布が空っぽになる恐怖の日」などがいる日な訳で。
クリスチャンにとっては特別な日で、教会で捧げる祈りにいつもより力が入るのだろうな。
僕にとってはただの平日な訳で、朝からコンサルの仕事に勤しんでいた訳なのだが、このクリスマスを題材にした小説や漫画って、どうして「ラブストーリー」ばかりなんだろうな。
クリスマスを「バトル作品」に組み込んだ作品とかは見た事が無いのだが。
クリスマスってテーマで他にどんなジャンルを作れそうかと考えてみると、子供達が主人公なら「サンタさん」を絡めた物語だろうな。
でも、大人が主人公になった途端に「ラブストーリー」になってしまうのは、「大人にはサンタさんが来ない」という「常識」に囚われているからでは無いのだろうか。
つまり、「本当はサンタなんて居ない」という「常識」を大人達が持っているのが「常識」になってしまっている訳で。
現代ファンタジーとして、「サンタクロースが実在し、大人にもプレゼントを配っている世界」を描く作品があっても良さそうな気がするのだが。
「良い子はプレゼントを貰える」のと同じで「良い大人はプレゼントを貰える」という物語があれば、僕は読んでみたいと思うんだけどな。
ちょっとそんな作品を探してみようかな。
それでも無ければ、僕が書いてみようかな。
サンタクロースからプレゼントを貰える「大人」って、どんな大人だろうな。
とてもピュアで、こころが美しく、慈愛に満ちていたりするのだとすれば、僕はそんな大人を見てみたいもんな。
うん。
そんな事を書いている僕自身が「汚れた大人」だと改めて気付かされる気もするが、誰もが「美しい心を持った大人」を見たい筈なんだよな。
ちょっと久々に「エレファントマン」の映画を見て、「美しい大人」について学び直してみるとするかな。
「エレファントマン」を知らない人は、ぜひ一度この映画を見て欲しいと思います。
白黒映像の古い映画だけど、今の時代の若い人にこそ見て欲しい映画な気もするしね。
久々に映画を見直して、心を洗ってみようと思う、そんなクリスマスを過ごす今日の僕なのであります。
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