(191)何故に暑い

 12月も中旬に差し掛かる、師走の中での関西出張。


 屋外での作業がある仕事だったので、天気が良いのは助かるのだが、夏が苦手な僕にとってはこの気候はちょっとしんどいな。


 っていうか、もう年末までカウントダウンって季節にも関わらず、この暖かさは何だ?


 もはや汗ばむ程に、むしろ「暑い」と言いたくなる気候なのだが…


 地球温暖化と関係があるのか無いのか知らないが、異常気象なのは確かかも知れないな。


 何せ天気予報によれば、沖縄では「夏日」を観測するというのだから、異常という他無いだろう。


 とはいえ、こうした気象の変化は、地球にとっては大した事ではないのかも知れない。


 我々人間にとっては大きな変化でも、地球にとっては「ちょっと風邪を引いた」程度の事かも知れない訳で。


 そう考えると、地球の不調を引き起こしたのは人間かも知れないな。


 特に東京では、コンクリートだらけで土鍋の様な状態だ。


 気温が上がれば蓄熱し、夜に放熱するという悪循環。


 産業革命以降、やたらと大気を汚してきた人間のせいで、それが地球規模で起きているのかも知れないし。


 なんてね。


 まるで、環境活動家みたいな事を言ってみたが、正直ぜんぜんしっくり来ないや(笑)


 僕の中でしっくり来るのは「人間は地球に住む微生物みたいなもの。地球の体温が上がるのは、地球の自浄作用によるもの」という考え方だ。


 人間だって体温が上がったり下がったりする。


 そのたびに体内の微生物が増えたり減ったりしている訳で。


 人間のエゴで環境を語るのでは無く、地球のご機嫌を伺いながら生きていく術を磨いた方がいいと思うんだけどな。


 人間が地球を作った訳じゃ無くて、地球が人間を作ったんだろうしね。


 僕はせめて、謙虚に地球で生きるだけでございます。


 いやしかし、今日は暑いな!

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