(186)鬼が笑う

さて、12月に入って世の中が年末ムードになる中、僕は既に来年の仕事の計画をしなければならない状態な訳で。


昨年末が多忙を極めたのも記憶に新しいが、今年の年末はある意味「未来への投資」とも言える忙しさなのは良い傾向な気がする。


が、来年の計画を立てる為に、色々な社会情勢を調べていくと、どうにも明るい未来が見えない訳で。


保険料の増額やら介護保険の負担倍増やら、関西万博のコスト増額に伴う国民負担の増加なんてのもあるかと思えば、自民党の政治資金パーティーで裏金疑惑が持ち上がる等、もう社会はめちゃくちゃだ。


大企業には色々な優遇がある様だが、僕の様な個人事業主が苦しい環境に追い込まれる仕組みが進行しているのも事実な訳で。


よく「来年の話をすると、鬼が笑う」なんて言うが、来年が、我々庶民を苦しめる「鬼」にとって「笑いが止まらない未来」である事は確かな様だ。


鬼が笑う社会って、きっと庶民は泣いている社会なんだろうな。


そう思うと、何故か今から泣けてくるのは僕だけだろうか。


力のある政治家ってのは「裏金を沢山作れる人」ってのが自民党の常識らしいが、そもそもその価値観自体が我々庶民とは大きくズレている訳で。


来年の話をすると鬼が笑う。


このことわざを考えた人は、いったいどんな意味を込めようとしていたんだろうな。


一度、直接会って聞いてみたいもんだな。


そんな事を思う、今日の僕なのであります。

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