ことばの悦楽

（185）最後のページ

　今日でとうとう11月も終わり、間もなく12月に突入だ。

　もうね、11月は怒涛の忙しさで、訳がわからない状態だった期間が長すぎたな。

　で、とうとう師走に突入となると、もはや年末までマトモに休める日など来ないのだろうと思える訳で。

　しかし、来週末は京都方面への出張があり、僕の彼女も手伝いに付いてきてくれるというので、仕事とはいえウキウキしていたりもする。

　そんな事を思いながらオフィスのカレンダーをめくると、12月が最後のページな訳で。

　早目に大掃除をしておきたい気分ではあるが、オフィスの散らかり様は尋常では無い。

　スケジュールを確認したが、このオフィスを片付ける時間の捻出は難しいかも知れないな。

　仕方がないので、溜め込んだ事業ゴミだけでも出しておくかな。

　で、タスクをメモ帳に書き込んでコルクボードに貼りつけようとページを破ると、なんとメモ帳も最後のページだった訳で。

　で、月末の入出金を記帳しようと銀行に行けば、通帳も最後のページに至ってるというね。

　何だかな。

　ちょっと縁起が悪い気がするな。

　まさか「僕の命もこれまでだ」なんて事は無いよな？

　そうならない様に頑張ってるし、色々動き出しているし、僕の彼女も応援してくれてるし…

　そう言えば、終わってしまいそうな取引先があったっけな。

　もしや、今日のこの縁起が悪い感じは、その会社の終焉が近いという予兆なのかも知れないな。

　僕がキッカケで倒産とかはやめて欲しいものだが、こればかりはその会社の経営者次第だからな。

　という訳で、年末まで無事に駆け抜けるべく、頑張ろうと思う、今日の僕なのですよ。