(173)戦争

 最近の報道を見ていると、イスラエルがパレスチナのガザを蹂躙しているのが問題だといった内容が目立つ。


 そう、酷い問題だと僕も思う。


 パレスチナのガザでは、民間人が1万人以上亡くなり、その半分以上が子供なんだそうだ。戦争なんて、早く終わらせるべきなのだが、停戦に反対している国がある。


 それが「アメリカ」だ。


 そして、そのアメリカに追従しているアホな国もある。


 それが「日本」だ。


 日本国民の大半は「戦争止めろ!」という気持ちだと思いたいのだが、自民党はそうではないらしい。


 戦争ビジネスで儲けたいアメリカの思惑に乗っかる今の日本政府を牛耳っている自民党。


 自民党を支持する日本国民が3割居るという世論調査結果。


 2019年にイラクで行われた民間調査で「アメリカの大統領選挙」について質問をした結果、「もしバイデンが大統領になったら、中東は火の海になるだろう」という意見が大半だったらしい。


 で、2023年現在、実際に中東は火の海になっている訳だ。


 日本の報道でも「アメリカのトランプは悪いヤツ」というプロパガンダが行われているが、よく調べて見れば、2016年から2020年までのトランプ政権時代は、世界に戦争は無かった。


 暴君と呼ばれたトランプは戦争をしなかった。


 逆に、「ノーベル平和賞」を受賞したオバマ大統領などは、第二次世界大戦の終戦記念セレモニーで、日本に原爆を落とした映像を見て、笑いながら拍手していた。


 無人攻撃機を作り、史上最も多くの爆弾を世界にばら撒いたのもオバマだ。


 同じ民主党のブッシュ政権から続くアフガニスタンの戦争に反対して当選した筈なのに、いざ大統領になったら、その戦争を泥沼化させた張本人でもある。


 世界でテロや戦争を増やしたのもオバマだった。


 なのに「ノーベル平和賞」って…


 アメリカの政治的戦略の1つに「オフショアバランシング」というものがある。


 これは「他国に戦争の火種を作り、自国は戦争に参加せずに、武器を売りつけて安全な場所で儲けまくる」という、経済戦略だ。


 これが、バイデン政権でも起きている訳だ。


 ウクライナを操り、ロシアをそそのかし、戦争の火種を作ってウクライナに武器を送る。


 兵器産業は儲かりまくり、それらの企業から政治献金を受ける民主党は肥え太る。


 儲かりまくって笑いが止まらない軍需産業は、更に民主党に投資する。


 そして今度はハマスを操りイスラエルをそそのかし、パレスチナで戦争を起こした訳か。


 ウクライナ戦争では「侵略したロシアが悪い」というプロパガンダは成功した様だが、パレスチナ戦争では「イスラエルが正しい」というプロパガンダに失敗しそうな流れだな。


 なのに、日本はイスラエルを支援するアメリカに追従しているというアホな外交をしている訳で。


 イラク国民が「予言」した通りに、バイデン政権になってから中東は火の海になってしまった。


 いや、「予言」なんてオカルトな話ではなく、冷静に政治をよく見れば誰でも分かる事実なのだろう。


 イラク国民は政治をよく見ているんだろうな。


 だからアメリカの大統領選挙の事もよく見ているのだろう。


 我々日本人はどうだろうか。


 ちゃんと政治を見ているだろうか。


 残念ながら、政治をちゃんと見ている日本人は少ないだろう。


 何故なら、テレビ報道を鵜呑みにして、アメリカに追従している自民党政治を容認してしまっているからだ。


 それはつまり、「パレスチナ戦争でガザ住民を虐殺する事を容認する行為」な訳で。または「戦争で人が死のうが、気にしない」という事な訳で。


 もし日本が戦争に巻き込まれて、自分の周りが火の海になった時にも同じ気持ちで居られるのだろうか。


 海外の国民が「日本人がいくら死のうが興味無い」と思っていても「それでいい」という事なのだろうか。


 そんな事を思う僕だが、僕自身もそんな日本人の1人な訳で。


 でも日本はまだ、ギリギリ民主主義国家の形を維持している。


 選挙権を行使できるうちは、ちゃんと政治に意見し、選挙でその権利を行使しなくちゃな。


 ほんと、早く世界が平和になります様に…、心から願うばかりなのですよ。

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