(172)食堂のランチ

 今日はコンサルの仕事で、東京なのに東京っぽくない八王子の山間部に行く事に。


 目的地までの道中では、小学生が集団登校している姿があった。


 あまり広くはない歩道を1列になって歩く小学生達は、元気過ぎて今にも車道を走る車にぶつかりそうでヒヤヒヤさせられるな。


 そうこうしながら午前のコンサルを終えて、午後は八王子市役所で調べ事。


 なのだが、ちょうど昼休みの時間になってしまったので、僕も役所の食堂でランチする事に。


 買った食券は「Aセット」だ。

 メンチカツと何かのフライとサラダのプレート、味噌汁とご飯と漬物。


 これで【Aセット 440円】だ。


 安いな〜。


 役所で働く公務員もここで食べる人が多い様だが、自分のデスクでお弁当を食べる人も意外に多かった。


 こんなに安くランチ出来る食堂なのに、思ったよりは客の少ない食堂のランチを実際に食べた僕は、何となく察してしまった。


 なるほどな。


 あんまり美味しく無いや。


 メンチカツは揚げた後で冷凍して、それをまた解凍したみたいな歯ごたえで、ホクホク感は無かった。


 味噌汁は普通に美味しいけど、ご飯は米が「業務用」な感じでイマイチだったかな。


 サラダはちょっと量が少なくて、野菜不足になりそうだ。


 そんな感じで総合的に評価すると「イマイチ」な訳だ。


 公務員の職場にある食堂のクオリティがコレって、かなりヤバい。


 値段が安いのは助かるが、値段なりのクオリティでしかないので、食後の満足感は得られない。


 物価高騰の影響なのかどうかは知らないが、「公務員がロクなものを食べていない」のだとすると、市民が豊かな生活を出来る気がしないんだよな。


 いったい、いつになったら僕みたいな庶民が美味しい食事を得られる様になるんだろうな。


 いくら不景気とはいえ、遊興費を節約するとかはまだ許せるレベルだが、普段の食費を節約しないといけないというのは、それはもう「貧しい」と表現すべき状態な訳で。


 パンデミックの中で、僕を含む社会はかなり経済的に厳しい状況だった訳だが、パンデミックが終わってからも社会は貧しさを更に増している様にしか見えないってのは、どう考えても政治がポンコツとしか思えない。


 やたらと税金を徴収しているのだから、せめて役所の食堂くらいは美味しくして欲しいものだ。


 食事が楽しくないと、人生の楽しみはかなり減衰する。


 食べる事が大好きな僕にとっては、今の社会は不満だな。


 ほんと、いつも思う事だけど、早く選挙にならないかしらね。


 自民党に一矢報いたいと思う、今日の僕なのです。

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