(123)災害級
暑い。
今日は朝から何をする気力をも奪い去る程の猛暑だ。
かと思えば、午後には突然の大雨になり、道路の側溝が噴水の様に水を吹き上げていた。
スマホには「災害級の猛暑に注意」やら「一時間に80ミリの強い雨に注意」なんて表示がされているが、ここ数年、「災害級」と呼ばれる出来事が多すぎやしないだろうか?
災害級の猛暑
災害級の大雨
災害級の感染拡大
この「災害級」というのは、どうやら「死者が出る程の」というニュアンスがある様に感じる。
つまりは「死者が出る程の事象」の枕言葉として「災害級」という言葉を付けると良いという事なのだろう。
だとしたら、今の社会は「災害級の価格上昇」が起きているし、「災害級の増税」も行われているし、「災害級の政治」が行われているのではなかろうか。
電気代の上昇でエアコンを点ける事を控え、熱中症になって死亡する事例もあるし、食品の価格上昇によって生活苦に陥る者もいる。
増税は言わずもがな、税務署の徴税は厳しさを増し、僕も税務調査で追徴課税されて死にそうな思いを味わった。
これらは全て政治が行なってきた事で、つまりは「災害級」の政治が行われているという事だ。
自営業の僕には、10月から始まる「インボイス制度」というのは苦痛でしか無い。
元々消費税は納税しなくちゃならない規模の事業をしていたのだが、インボイス制度が始まる事で、帳簿の管理や取り扱いがめちゃくちゃ複雑で面倒になる。
それこそ人を雇わなければならない程の雑務が増えてしまうのだ。
僕みたいな零細事業者に人を雇う余裕がある訳も無く、結局は自分でその雑務をやるしか無くなるのだろうな。
となると、睡眠時間やお金を稼ぐ為の時間が減り、恐らくは業績にも影響していくのだろう。
この影響が想像以上に大きくなるとすると、この制度は僕の事業にとっては「災害級」の制度という事になる。
しかし、報道を見ていると、政府はこうした制度の導入についても「次元の異なる少子化対策に必要」とか何とか、とにかくそれらしい言葉で有耶無耶にしているんだよな。
政府は分かっているのだろうか。
自らが「災害級」に加担しているという事に。
はてさて、次に起こる「災害級」は一体どんな事なのか、次の選挙までは震えながら見守るしか無さそうだ。
願わくば、早く選挙を開いて欲しいものだ。
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