(122)やっぱ、生でしょ。

 何をしていても暑さでおかしくなりそうな今日この頃。


 コロナ禍の事など、もう誰も気にしていないのではないかとさえ思える程に、人々の活動は活発になって来た様だ。


 だからかどうか、僕の本業もどんどん忙しくなって来て、今日も朝から千葉方面、品川方面、静岡方面へと車を走らせる事に。


 高速道路は大混雑で、移動だけで時間が過ぎて行く。


 16時からの顧客とのミーティングも、結局は高速道路のサービスエリアに車を停めて、車内からリモートで参加する事になった。


 僕の本業は企業向けのコンサルティングと物販なのだが、コロナ禍はコンサル業務が全滅したので物販ばかりをやっていた。


 5月頃からコンサル業務の問合せがボチボチ入る様になり、今日のミーティングもコンサルティングに係るものだった。


 今日のミーティングはスムーズに進行し、前向きに話を進める事になったのだが、詳細については、やはり直接会って話し合おうという事になった。


 そうなのだ。


 僕の本業は、生で会って話し合う事で本領を発揮するのだ。


 政府は世の中をリモート化しようとしている節があるが、人々のコミュニケーションは、やはり生の方がいい。


 音楽を聴くのだって、Mp3で聴くよりも、生演奏の方がいいに決まっている。


 この臨場感というか、空気感を肌で感じる事が出来るところが何と言っても最高だ。


 が、久々にコンサルティングをしようと思うと、資料作成やプレゼンテーションで上手く出来るのかが不安になる。


 顔の表情はきちんと笑顔になれているだろうか?


 資料は見やすく作れているだろうか?


 僕の声はハキハキと発声出来ているだろうか?


 そんな不安を打破する為には、やはり何度も練習をするのが良い。


 というか、これしか方法は無い。


 資料作成の中で紡がれる文章は、端的で明瞭な表現が良い。


 僕が執筆してきた小説は、むしろコンサル的な表現ではなく、詳細な表現を頑張ってみたのだが、いざ本業で資料作成を始めてみると、意外と端的な文章が作れる自分に感心したりしている。


 業務的な文章と、小説的な文章を使い分ける事が出来る様になったのは、カクヨムでの執筆のおかげだな。


 本当にありがたい場所だと感謝の念でいっぱいだ。


 やっと生身の顧客と相対する事が出来る様になって、僕の視覚から得られる情報量は格段に増えた。


 すると不思議な事に、想像力も増した気がする訳で。


 つまり、執筆する為のネタ探しやプロット作成にも、生の体験が活かされる筈だという事だ。


 うん、いいね。


 やっぱり生が一番だ。


 これが僕の性に合ってるんだな。


 という訳で、徐々に元気を取り戻しつつある僕は、今後も生体験を沢山しながら、想像力を膨らませて行きたいと思うのですよ。


 仕事も執筆も頑張るぞ!


 で、今日は生ビールでスカっとするぞ!

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