(120)生きなくちゃ

 困り果てる事を困窮というが、何故か困窮と聞くと「貧しさ」を感じるのは僕だけだろうか。


 逆に、豊かな生活をしている人を見ると、そこには貧しさを感じる事は無い訳で。


 私見だが、「豊か」というのは「お金に余裕がある」又は「時間にゆとりがある」又はその両方が満たされている状態の事だと思っている。


 ここ数ヶ月の間、お金にも時間にも余裕の無い、いや、むしろお金も時間も足りない上に激務が続いていた僕は、かなり「困窮」していた訳で。


 目的の為に一生懸命頑張って、高いハードルをやっとの思いで乗り越えたと思った先には、また次のハードルが立ち塞がっていて、そのハードルを満身創痍で乗り越えても、更に新たなハードルが立ち塞がるという、苦しみの連鎖。


 こういうのを「貧しい」って言うんだろうな。


 今の日本の若者の死因の一位が「自殺」だそうだ。


 自殺の理由はたった1つ、「絶望」だ。


 つまり、自殺した若者達は、何らかの「絶望」に満たされてしまった訳で。


 その原因の大半が「困窮」から始まるというが、客観的に豊かそうに見える人でさえ自殺する事がある。


 最近も有名タレントが自殺したという報道を見たが、彼も何かの「絶望」に満たされたのだろう。


 本当に残念な事だ。


 しかし、先日までの僕はとんでもない困窮状態にあった筈だが、ちっとも死にたいとは思わなかった。


 その理由を考えてみると、その答えは簡単だった。


 その答えとは「まだ希望を捨てていない」からだ。


 僕を支えてくれる彼女の存在が一番大きい気がするが、それも含めて「未来に希望を持てる」というのは、本当に力強いものなんだな。


 自民党政治による増税の連発で危うく希望を見失いそうになっていたが、いやいや、まだ僕は独りじゃない。


 まだまだ戦えるぞ。


 と、そんな取り留めの無い事を思ったり決意したりしながら、物語の主人公が世直しをするのを応援している今日の僕なのでした。


 さて、一息ついたら九州まで走らなければ!


 まだまだ激務は続くのだ。

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