(112)声にすれば実現する

 先日、このエッセイで「指切りげんまん」というわらべ歌について語ったことがある。


 このエピソードの見出しとこの一文から既にお察しの方もいらっしゃることと思うのだが、そう、本日、僕の指を切ってしまいました。


 いやいや、約束を破ったとかじゃなくて・・・、いや、ある意味約束を軽んじたせいなのかも知れないな。


 何せ、仕事が溜まっていたのが辛くって、まだまだ仕事が残っているのに現実逃避をするべく、いきなり自宅で包丁を研ぎだしたのが原因な訳で。


 疲れて集中力が衰えているにも関わらず、危険な刃物の刃を研ぐなんてのは危険な行為だったな。


 反省反省。


 包丁を研ぎながら、手を滑らせて右手の人差し指をざっくり切ってしまったのだ。


 血みどろの人差し指を流水で洗い、絆創膏を巻いてみたものの止血には至らず。


 結局、彼女の生理用ナプキンを拝借して指に巻く事で止血する事が出来た。


 ナプキンパワーすげー。


 しばらく指は痛むだろうが、ちゃんと動くしPC作業も何とかできそうなので、止血さえできれば大丈夫そうだ。


 しかし、「夢を声に出して唱え続ければ、いつか必ず叶う」なんて言葉があるが、まさかこんな叶わなくていい事が実現してしまうなんてな。


 僕は自分で思っている以上に愚かな人間のようだな。


 ともあれ、まずはきちんと治療して、今後に活かさないといけないなと心から思う訳なのです。


 皆様も、刃物の扱いにはご注意を・・・。

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