(60)言葉遊び

 突然だが、僕は和菓子が好きだ。


 ちょっとした休憩時間に、ちょっとした甘味。


 いいもんです。


 さて、そんな中でも「最中もなか」という和菓子。


 これってなんで「最中」という漢字なんだろうか。


 以前、「地名」のエピソードでも大阪の「放出はなてん」という地名を例に挙げ「パチンコ放出放出店、本日大放出!」みたいな例を出した事があるが、モナカも同じ性質の現象が起きる。


「複雑な作業をする最中、みんなが見つめる最中、最中を食べた」


 みたいな文章があった場合、同じ「最中」という文字を「さいちゅう」「さなか」「もなか」と読み替える必要がある訳で。


 しかし、文脈を無視して全てを「モナカ」と読むと、「複雑な作業をするモナカ」「みんなが見つめるモナカ」「モナカを食べた」となり、何だかカオスな状況に見えて来る。


「夜の営みを行う最中、最中の皮が上あごに張り付いた」


 みたいな文章がある場合、「夜の営みを行うモナカ、モナカの皮が上あごに張り付いた」となり、「一体、どんな猟奇的なプレイなんだ」となってしまう訳で。


 こういうのって、英語ではもっと沢山あるようで、


「Put a space between king and and and and and queen.」


 みたいな「and」だらけの文なんかもあったりする。


 これは、「kingとand、そして、andとqueenの間を開けなさい」という意味になるそうな。


 視力が悪く乱視でもある僕には、「and」がいくつあるのかさえ正しく認識できそうにないが、こうした言葉遊びの様な文章が文中に出て来るのは面白いかも知れない。


 「もももすももももものうち」にも似た言葉遊びなのかも知れないが、こういうのって、ミステリーとかに使えたりできるのかも知れないな・・・


 まだ何も思いついていはいないのだが、今後こうした「言葉遊び」を作中に紛れ込ませる事も考えてみようと思う今日この頃なのです。

 

 いいのが思いついたら、ですけどね(笑)

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