ことばの悦楽

（61）サブスク

　小説とは関係ないのだが、僕は仕事で、ごくたまに「アドビ　イラストレーター」というアプリケーションを使ってデザインする事がある。

　デザインツールとしては、恐らく世界で一番有名なアプリケーションではなかろうか。

　昔から高額なアプリケーションではあったが、一度購入すればずっと使い続けられたので、当時は特に不満は無かった。

　が、ここ数年でアドビの商品は、ほぼ全てが「サブスク」になってしまった。

　つまりは「毎月使用料を支払うタイプの契約」になったという事だ。

「イラストレーター」というソフトしか使っていない僕だが、毎月2728円、2398円の2種類が引き落とされていて、「何だこれは？」と思って調べてみると、3台のPCで使える様に、「クリエイティブクラウドタイプ」と「単体契約タイプ」の2種類を契約していた事を今更知る事に。

　毎月合計で6026円が引き落とされている訳だから、年間で72312円支払っていた事にショックを覚えつつ、契約等の管理がいい加減だった自分自身を呪ったのだが･･･

　いやいや、それにしても高すぎるだろ！？

　かれこれ3年間はこの引き落としがあった訳で、つまりは20万円以上をこのソフトの為に支払っていたという事だ。

　それ程の価値があるかと言われると、僕の使用頻度から考えて「全く無い！」と断言できる。

　この3年間で、このアプリケーションを使って納品した仕事で稼いだ金額なんて、せいぜい10万円程度だ。

　つまり、労力も考えれば大赤字な訳だ。

　という訳で、少なくとも片方を解約しようとホームページを見ているのだが、なかなか解約する手続き方法が見つからないというね･･･

　何なんだろうね、有名企業のくせに、利用者から「金を巻き上げる構造」みたいな感じにしているのって。

　不親切な構造だよね。

　だけど、何とか解約の方法を見つけ出して、早いうちに解約しようと思っている。

　だって、何が何でも大赤字を放置する訳にはいかないもの。

　この際に、他の引き落としも見直してみた方が良さそうだな。

　いい加減な僕の事だ。

　きっと無駄な金を支払い続けているに違いない。

　個人事業主って、こういうのが抜け落ちやすいんだよなぁ･･･

　早く、経理担当者とかを雇える様になりたいもんです。

　もっと頑張らないといけないんだろうな。

　大変だな。

　お金を稼ぐってのは。

　さて、今日もお仕事頑張りますかね。