(59)長編小説

 カクヨムで沢山の作家さんの小説やエッセイを読ませて頂き、色々と勉強になる事もあれば、単純に「バカバカしいなぁw」と笑える事もあれば、「何だか読みづらい物語だなぁ」と、それでも試練に挑むが如く読破を目指す事もあって、それはそれで、どれも「学び」になっているところです。


 そんな中でも長編小説を読ませて頂く度に思うのは、


「よくもまぁ、こんなに長いストーリーが考えられるものだ」


 という事だ。


 しかも、中には物語の密度がとてつもなく濃い作品もあって、その構成の緻密さには舌を巻くばかりだ。


 僕は今のところ「長編小説」と呼べる作品は一つしか書けていない。


 今年の5月から書き出して、約半年かけて60話程度の作品を完成させる事が出来た。


 文字数にして約64万字。


 この労力たるや、仕事の合間に執筆していたというのもあるが、なかなかに大変だ。


 しかも僕の場合は、編集さんに締め切りを急かされる訳でも無いのに、何故か「早く書かなくちゃ!」というプレッシャーを感じたりして、まるでプロの作家気取りだ。


 おかげで、誤字脱字は数知れず。


 文脈がおかしなところも数知れず。


 キャラの名前を間違える事さえあった程だ。


 カクヨムの作家さんの作品を読んでいても「あ、これは誤字だな」とかは沢山あるが、場合によってはそんな誤字がある事で興ざめしてしまう事もある訳で、僕の作品も同じ様に思われているのかも知れないなと思うと、少し怖くもなったりする。


 で、一通り作品を完成させた後、自分の作品を読み返して誤字や脱字を修正していこうと思ったのだが、その自分の作品を読むのが、長編小説の場合は「大変」なのだ。


 これってアレだな。


 家賃を滞納して、翌月になると2か月分支払うのがとんでも無くキツイという症状に似ているな。


 きっと、各エピソード毎に見直すべきだったんだろうな。


 まあ、もう手遅れなんですがね。


 続編を書く前に、長編の自作をリメイクしてやろうかしら。


 そんな気持ちも湧いてくるのだが、こういう時、他の作家さんはどうしているんだろうか。


 意見を聞いてみたいものです。

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