国家魔法少女 ふれあ🔥トモナ 2089

A子

「今回紹介するのは、国家魔法少女 ふれあ🔥トモナ 2089、だっ!!」


https://kakuyomu.jp/works/1177354054887162420


Bくん

「魔法少女、ですか」

A子

「そうだ。精霊と契約した女の子が活躍する話なんだけど、面白いのがタイトルにある通り、国家に正式に認められるという点だね」

Bくん

「国家ですか! 警察とか自衛隊、みたいな立ち位置なんですかね」

A子

「そうそう。主人公は国家魔法少女として活動しているんだけど、それとは別に野良の魔法少女がいるんだ」

Bくん

「野良?? 猫みたいな扱いされてるんですね」

A子

「この野良魔法少女が作品に良いアクセントをもたらしてくれていてね。

 国家魔法少女のことを「国の狗」みたいな感じで、だいぶ敵視している」

Bくん

「うわ〜、魔法少女なのにめっちゃ怖いですね」

A子

「そのトゲのある野良の子と、天然さのある主人公との共闘や関係性が、見どころの1つだ」

Bくん

「なるほど。アウトローな存在がいるのインパクトあって良いですね!」

A子

「そして、この作品の素晴らしいところは、設定の明確さだ」

Bくん

「明確さ、ですか。例えば?」

A子

「最初にいった国家魔法少女。国が関わっているということでちゃんと給料なような物が支払われたり、魔法少女を管理する人も出てくる。

 そしてそれらにしっかりと独自の固有名詞がついてる。

 作中から抜粋すると「内閣防衛省『醜欲不命体』対策室魔法少女課、関東管理局東京管轄部魔法少女保護・援助係」という部所があるんだ」

Bくん

「うぉーー、凄い。実際にあるみたいな堅苦しさですね」

A子

「そう。あとは、実際の地名、道路や駅の名前などをしっかりと描いており、どういう場所で戦っているのかも分かりやすい」

Bくん

「いやー、そういうとこ描いてるの凄いですね。

 現代ファンタジーは、現実が題材な分、細かな用語とかを描く場合、しっかりとした知識がないとイケないですもんね」

A子

「それらを描けてると、作品に入り込みやすい。

 そしてこれは、なにも設定といった根幹の部分だけではない。

 キャラクターも個性的なのはもちろんなんだけど、それがすぐに伝わってくる」

Bくん

「キャラクターも、明確ってことですか?」

A子

「そういうこと。色んな魔法少女たちが出てくるんだけど、山吹色といった感じで色で表されることが多い。

 口調や性格も皆しっかりと差別化されている。中には方言を喋る子なんかもいて、好みの子 いわゆる推しが見つかりやすいと思う。

 イラストとしてビジュアルを見なくとも、読みながらイメージしやすく親近感が湧きやすい」

Bくん

「分かりやすい、作品として大事なところではありますよね」

A子

「文章自体が多彩な語彙で書かれているんだけど、セリフも多いし基本的に一人称ということもあって読みやすさもある。

 でもそれだけじゃなくて、小説として新たな試みをしよう、という意志も感じられる」

Bくん

「新たな試み?」

A子

「この辺りはネタバレになってしまうから詳しくはいえないね。気になったら、すぐに読むことだね」

Bくん

「えーー、もちろん読みますけど。

 ヒントくださいよ」

A子

「うーん、難しいところだね。 

 少し言ってしまうと、一部シーンで画面が真っ暗になる」

Bくん

「!? ど、どういうことですか?」

A子

「っま、その目で確かめるんだね」

Bくん

「わ、分かりました!(ど、どういうことなんだ)」

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