それは、りかの宿題。を完全版にした、姉妹作のウメチカとの輝けるコラボ作品。題して『それは、ちかの繰り広げられる大追跡。そして、りかの大きな宿題。』今明かされる舞台裏には、もう一つのドラマが存在したの。
Chase 06 Chika side そして、ソフトタイム。
Chase 06 Chika side そして、ソフトタイム。
――ハードではなくて、あくまでソフトに。
黄色のカーテン並びに、そのイメージたるお部屋。今、二人そこにいる。
それは暖かで、また温かな……
笑顔が弾む緩やかな時間で……お勉強をしていても、一緒にいるだけで楽しい。それはセーターのように柔らかく、お茶のような深い味わい。心地よい、心地よい……
なぜ急にお勉強なのか?
りかの宿題に触発されただけではなく、受験に備えて……この冬、三学期が終わったのなら、僕らは中学の三年生。僕は
――私立
だからなの。そうであるから、
勉強みてほしいと……
そして僕は問う。見るだけでいいの? と。なら、僕も教えてほしいことがある。
「――ジャッジメントについて」
それは……唐突な質問だった。一瞬ドン引き? いやいや、ちょっぴり固まった太郎君だけれど、すぐさま和みの表情に変化して、僕の髪をクシャッ……と撫でてくれた。
その様な話題にあっても、
まるでオレンジの薫り。仄かな香り漂うマイナスイオンのような雰囲気をもって。
「それなら今、
安全を確保することは勿論、自分だけではなく人のことも思うこと。……自他ともに幸福を願う。――ってな。まあ、
と、その言葉の直後、
パッと広がる世界観。瑞希先生も、やはり只者ではなかったの。――だから、
「一緒に
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