第51話 朝食の告白から撃沈。
#今回のエピソードは短いですか、衝撃的な結末ですので心して下さい。
なんて大げさじゃないです。#
一月三日、僕は
朝食はバタートーストとハムエッグにレタスとトマトのサラダ、ブラックコーヒーを飲む
「成長を妨げるカフェインを取らないので、麦茶かお水を下さい」
中学卒業までに身長190cm以上を目指す僕は、睡眠前に200mlの牛乳とそれ以外はノンカフェイン飲料を心掛けている。
「裕人君はストイックな生活ね、富士山のミネラルウォーターで良いかな?」
別に水道水でも構わないが、既に用意されているなら文句は無い。
僕と
「ねえ、裕人君は初詣で何を願ったの?」
「はい、アメリカのプロバスケット選手に成りたいと神様に頼みました、
訊かれたから素直に答えた僕から訊きかえすと、
「私の望みは言わない。願い事を人に言うと叶わないらしいよ」
え、嘘でしょう?奈央さん意地悪じゃん。
「裕人君、悲しそうな顔をしないで軽い冗談よ」
やっぱり
「エッチしたからじゃなくて、
奈央さんに対して『好き』とか『将来は結婚したい』と願望は無かったが、一線を越えた男は身体で恋愛して、女は心で恋愛すると何かで聞いた記憶が蘇った。
「う~ン、それってプロポーズかな?それなら凄く嬉しいけど、私にも夢が有るから裕人君とは結婚出来ない、ゴメンね、でも受験まで勉強を教えてあげるから安心して」
「でも、裕人君が
「実際の所、裕人君がプロバスケット選手に成れる可能性ってどうなの?」
現実的な可能性を考えると、県大会にすら出場出来ない僕のバスケ部。
「全国にプロを目指す中学生バスケ部員が一万人居るなら、僕がプロバスケ選手に成れる可能性は0,01%以下だと思う」
「現状は殆どゼロね」
「そうだけど『諦めたらそこで試合終了です』の名言を信じています」
「あ、それバスケ漫画の監督が言った名言ね」
「知っているの?」
「うん、高校時代の元彼がバスケ部員で、その漫画を読んでいたから知っている」
可愛い
「そうですか、
「裕人君、ゴメン、そう言う積りで言ったんじゃないのよ、あのね本当は言いたくなかったけど、私がその後の元彼と別れた理由だけど聞いても引かないでよ」
奈央さんに重大な欠陥が有るなんて、知り合ってから数ヶ月の僕は気付かなかった。
「その理由を教えてください、フラれた僕には聞く権利が有ると思う」
「実はね、私は嫉妬より束縛を超えて、彼の全てを
いくら現役の看護師でも毎日僕のオシッコやウ〇チを見たい完全看護と言うのか、他人に排泄物を見せるのはチ〇コを見せるより恥かしい。
「固さと色以外にも、重くてトイレに沈むウ〇チと、軽くて水に浮くウ〇チの違いにも意味が有るのよ」
あぁ、そうですか、十四歳の僕には理解出来ないそれが『奈央さんの愛情表現』と思うけど、奈央さんのパートナーに成るには今の僕にハードルが高すぎる。
「裕人君、これからも受験対策と性教育は任せてね、でも毎回朝まで10回以上は無理よ」
以前に
貴重な体験から告白撃沈した僕は、新年一月三日のお昼に帰宅したが、後日大きなトラブルに巻き込まれるとは夢にも思わなかった。
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