グループ決め 6


「え?赤い紙?何の事かな、、、」

ひな壇から降りて人目のつかないとこにいる綾瀬は、明らかに動揺している。


「では、質問を変えよう。何故あの("提案")をしたんだ?」


提案とは先程の評価分けだ。

綾瀬は俺の目を見てじっと見据えている。

ここまで言えば、知らないふりは出来ないだろう。



しばらく経ってから、

「いつから、気付いてたの?」


やはり、綾瀬は赤い紙を持っている。

「知ったのは今かな。」


さっきまで、熱く語って泣いていたと思えないぐらいの、落ち着きようだ。

それから、ふーんと綾瀬は考える素振りをしてから、

「確かあんた、あの時動いてなかったよね?」


「そうだが、、、気にならないのか?何故赤い紙を持っている事がわかったのか」


「別に、気にならないよ 大体想像がつくし、、、そんな事より私とグループを組まない?実は、私"C"なんだよね」


綾瀬の上目遣いで俺の方に目をやる。

先程の、綾瀬にも驚いたが、今の方が大分勝っている。

それに、とても可愛い、、、それに胸も。

("いかん いかん 俺はどうしてこんなに単純なんだろうか")


先程の煩悩を振り払い、

そのお誘いには、驚いたが、俺もそのつもりだった為、了承する。


上手くいった事に安堵したのか、俺は違和感を感じた。

「そういえば、あの男はどうした?」


そうすると、綾瀬は、

「あの男?あー今日初めて会ったしよく分かんない。 今どこにいるのかも知らない 適当な理由をつけて逃げた。」


溜め息を吐きながら、答えた。


もう一人赤い紙を持っている人物は分からないが、目的を達成したので一旦小雪のとこへと戻ろう。


綾瀬に礼の意味で手を上げ戻ろうとした際に、腕に感触がある。

振り返ると、綾瀬が俺の腕を両手で絡めているのだった。

そこで、つかさず

「何やってんだ、やめてくれ」

とわざと冷たく言い放つが、

「何よ!これから一緒に行動するんだからいいでしょ!!! それともいや、、、なの?」

また、上目遣いときた。


勿論断れず、

「移動してる間だけな」

と言い、綾瀬は顔をはにかむ。


その様子を見て、やはり恥ずかしいのでは?と思ったが、腕に伝わる感触が心地よい為

何も言わなかった。



小雪のとこへと戻ってはきたのだが、

小雪は俺の顔をみるなり青ざめた表情をしていた。


俺は、心配になり

「何があった? 大丈夫か?」

と心配するが、次は俺の事をジト目で睨み、

「私以外の女の子と何やってるの?」


俺は、綾瀬をくっついているのに気付き、腕を離そうとするが力が強くて、離れない。


しかも、綾瀬は小雪の事をずっと睨んでいる。



一体何が起こってるんだ?




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

pv数が5話より6話の方が多いのは、何故か?

何とか解明していきたいと思う


ラブコメへと変えていくー!!。

急いで書いたのでおかしなとこがあれば、

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