グループ決め 5

小雪

「体育館に入って紙を渡される際に、上級生から、お前の評価は実際"D"だが、"A"とカウントとして立ち回って貰うって言われたの。

最初何の事なのか分からなかったけど、

生徒会長の説明で分かってしまった。

正直怖かった。

私と組まされる事になったグループは大きな損害になるのではないか?、、、と」



青葉は、説明を聞いて驚いた。

だから、震えていたのか。

まさか、そんな事をされているとは思わなかった。

正直この行為をする事に苛立ちを覚えるが、この状況で冷静を欠くわけにもいかない。

深呼吸をし、冷静になる。

だが、今の状態を聞く限り他にも同じ立場の人がいる可能性がある。



青葉「心配いらない。俺とグループを組もう」




俺はそう言ってから、小雪の頭をポンポンと優しく撫でる。

少しここで待ってくれといい、小雪は顔を綻ばせながら、頷く。

俺は、小雪が安心しきった顔を見て、結んでいた髪を解いた。

そして、急いで上級生に尋ねる事にした。

質問内容は合計で5つ。



1•赤い文字("真の評価")で書かれている紙を持っている人は何人いるか?


2•その赤い文字("真の評価")の紙を持っている人の評価は、他3人とも被っているのか?


3•2の質問と同様に黒い文字("偽")の評価は被っているのか?


4•赤い文字と黒い文字の評価が同じ事はあるのか?


1つ目の質問に対しての回答は、4人

2つ目の質問に対しての回答は、分からない。

3つ目の質問に対しての回答は、被っていない。

4つ目の質問に対しての回答は、同じになる事はないとの事だった。


2つ目と3つ目の質問に関しては、

赤い文字("真")の評価はそれぞれバラバラでA,B,C,Dと1人ずつ。

黒い文字("偽")の評価は、何処か被っている可能性があるとのことだ。






そして最後は、

青葉「あそこにある、液晶パネルの録画は残っていますか?」


上級生「このタブレットに全て残っている。」


青葉は上級生に頼みタブレットを見せてもらいう。

時間を最初に遡り、確認をする。

そこで、ある事に気付く。


最初の一グループ目のメンバーの最初の3人名前は黒い文字だったが、

最後のとこには、名前のとこが赤い文字だったのだ。


最初の一グループ目とやや同時に二グループ目が出来た。

その時に、一グループ目の名前表示が一瞬だけになり、続いてニグループ目の名前が表示されていた為、さほど気にならなかった。


でも、これが意図的に行われたとすると

このグループ決めの事について、いち早く知っていた可能性がある。

でないと、あんなにはやくグループを作る事は出来ないだろう。

そして、最初の二グループは、グルの可能性が高い。



それから、残りのグループを見たが、

赤い文字の人は、出てこなかった。



とりあえず現時点では、赤い紙を持っている人が分からないのは二人。

それを、割り出さければ、、、。


確認をし終わった後、タブレットを見せてくれた上級生にお礼を言い、

俺は赤い紙を持っているであろう人物に話をかける。










青葉「はじめまして、君赤い紙を持っているよね?」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

終盤に差し迫ってきました。

イチャイチャ系ハーレムを作るつもりがよく分からない方向に進みましたw

迷走してますが、頑張っていきます!!!

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