グループ決め 2
スタートと同時に、30人ぐらいといった生徒が自分の評価が書かれている紙を持ち、
友達と思われる人達へと駆けていく。
("恐らく中学校か小学校が同じだったのだろう。")
初対面の気まずさを感じない辺り、
大体何処を見ても同じ光景である事が窺える。
そこから、先程まで困惑していた人達も
流れに乗るように動き始めた。
隣の席に座っていた赤い髪のショートの女の子は、キョロキョロしながら入学式が始まる以前に声を掛けてた男女が声を掛けようとするがそれを無視し、一目につかないとこで俯きながら座っていた。
開始から、5分後、
二つのグループが、やや同時に決まった。
そのグループの中には開始前に、にやけていた者達もいたのだった。
終わった者から、上級生からA,B,C,Dのどれかが書かれていた紙を回収され、体育館から出て行く。
開始から、10分後
青葉は椅子から全く離れていなかった。
はやく動く事も出来たが、少しこの空気に違和感を感じていた。
一通り目を通すとその違和感が確信に変わり青葉は小さく息を吐き、
("これは、厄介だな")
その違和感の正体とは、
一つの一つの集団に大人数で会話している者はいなかった。
多くて四人といったところだろうか。
その集団も一つか二つぐらいで、大体が二人や三人でそれぞれ距離を空けて固まっていた。
恐らく、ここにいる大多数が初対面か顔見知り程度なのだろう。
しかも、それに加えて異性をグループに誘うとなるとハードルはかなりあがってまう。
その証拠に、始めの二グループから、停滞していた。
驚きはしたが、グループの話を出た時点で一つの可能性としては考えていた。
青葉はこの様子を見てゆっくり息を吐く。
正直今のところ自分で動くつもりはない。
だが、このままだとほとんどランダムで決められてしまうだろう。
正直それも悪くないが、この現象が『意図的である』ならば、今は絶対に動くべきではない。
開始から40分
グループの進展は三グループ程追加されていた。今のところ合計で五グループ出来ている。
残りは、四十五グループといったところか。
周りでは、色んな人に声を掛けにいったりする姿を目にするが、この状態だ。
(ある程度予測はつくが、、、)
ここで、痺れを切らしたのかざわざわしている中、陽キャに見える男女二人がひな壇へと上がり声を上げた。
女???「皆一回静かにしてー!」
男???「お願いだから聞いてくれ!」
二度、三度と同じような事を言った後、体育館内は静かになっていった。
それを確認して、
女???「急にグループを作れと言われて、今何がなんだか、わからなくなって混乱してると思う。 正直私もそうなっている。でも、、、」
女性は一呼吸し、
女???「このままだと訳も分からず勝手にグループが決められてしまう。中には別にいいと思う人もいるかもしれない。でも、私は嫌だ。自分で決めて自分の足で進めていきたい。」
男がそれに続き、
「僕もそう思うよ。 ここは、みんな一つ力あわせて乗り換えていきたい。」
すると、体育館は徐々に拍手で包まれた。
だが、それもある多数の割合で『拍手をしていない人達』も一定数いた。
拍手が止むタイミングで、二人は顔を見合わせ
笑顔で、
綾瀬 花梨「私の名前は、綾瀬(あやせ) 花梨(かりん)」
大木 哲平「僕の名前は、大木(おおき) 哲平(てっぺい)」
綾瀬 花梨「一つ私から、提案があるの。
一度紙に書かれている、A,B,C,Dをそれぞれゾーンで
体育館の手前の端二つと奥の端二つの四つで分けたいから、皆協力して欲しい。」
("これは、まずい事になるな。 でも、どうする?目立ちたくない")
青葉は周りの反応を見るが自分の考えとは裏腹に、
周りの半数以上は納得したような反応を浮かべていた。
その反応をみて、青葉はただ椅子から動かず、呆然としていた。
そこで、大木 哲平が、A,B,C,Dのそれぞれが何処に移動するかの詳細を伝えた。
綾瀬 花梨「では、Aゾーン、Bゾーン,Cゾーン、Dゾーンでそれぞれに別れてください。」
生徒はそれぞれのゾーンへと動き出す。
開始から、60分が経った。
CゾーンとDゾーンに移動した者は半分にも満たなかったのだ。
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すみません、急いで書きました。
文章が拙いですが、ご容赦ください。
自分の今まで考えていたストーリーとは、全然違う方向で書いてます。笑
今のところ、ラブコメ要素少ないですね汗
これから、増やしていこうと考えています。
誤字があったら、教えてください。
出来るだけ、毎日投稿していこうと考えています。(ストックが無いから心配w)
タイトル回収はしっかりとしていこうと考えてます。
これからも、応援よろしくお願いします。
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