だからダンジンは!!(だからダンジンは!)
ここは何の変哲もないダンジョン前の街。門外へ出れば阿鼻叫喚の地獄と化してしまっているがそれはあくまでも高レベルダンジョンが近いからというだけで、街中は色んな種族の住人が平和に暮らしている。そしていきなり跳ね上がるあのダンジョンのレベルに恐れおののいて装備を整えなおすために沢山の冒険者が訪れるので街はいつも賑やかだった。
そしてこの街には冒険者御用達の道具屋が存在する。
「いらっしゃいませ!」
棚には上級レベルの薬草を使った回復薬に、他の道具屋では売ってないような活力剤。そしてカウンターの後ろには小型の武器も取り揃えているため、店内に足を踏み入れただけでその店の凄さが分かる冒険者も非常に多かった。しかし…
「店員さん!いつものやつ十個ね!」
「俺はそれにこの薬草もプラスで!」
「あーちょっと!おつり違うよ!」
「ひゃい!!」
「あー俺、ちょっと薬草取りに行ってくるからあとはよろしく」
「ちょっと!忙しさにかまけて逃げないでください!!」
これは高レベルダンジョンの近くにある街の一風変わったお店を営んでいる変わり者たちの日常コメディである…。
(暗転)
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