第1話

俺はまず自分の浄化を食い止める為に他の魔物を倒しより強い力を手に入れることにして新たな生受けた学校内を彷徨いた

直ぐにほかの魔物をみつけ襲いかかった

相手は植物種の食虫植物のような見た目の魔物だ

剣となった体でそいつの花と茎の境の部分を一刀両断した

その瞬間魔物は体が崩れ始め魂が抜け浄化される

一方の俺は新たな力を得たのを感じた

手が生えている、けれど5本指ではなく3本指で尋常じゃないほど長い爪もついている

窓ガラスを鏡替わりにまた自分の姿を見る

そこにはガーゴイルのような姿をした自分の姿

そして魔物としての知識がひとつ増えていた

他の魔物を倒し自らの力にすれば新たな力を得て次なる位階の魔物へと進化すると

俺は暫く他の魔物を倒して回ることにした


一方その頃これは余談だが俺が死んで魔物化した頃俺の家族はどうしていたかという話

いつも帰ってくる時間になっても戻らない俺を心配し友人など関係者へ連絡して回っていた

けれど誰からも知らないと返ってくる

両親自ら学校へ赴くももちろん何の成果も得られない

息子の突然の行方不明に心配しないわけが無い

だが2人も本当は分かっていたのかもしれない

突然消えた息子、そしてこの世界には死んで魔物化するという話があるということ

人間はとても弱い生き物だ

何かきっかけさえあれば簡単に死んでしまう

息子に何かあってきっと死んだと理解した

けれど2人は死んで魔物化した息子が記憶と知識を維持し他の魔物を狩りながら生きていることなど知るはずもなかった

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