第240話・勇ましくなりにけり
「さ、こんこんにちはー! っと! ミカちゃん改め、
小袖にわら帽子で
わら帽子と言っても、それはそれは古い古いデザインである。強すぎる日の光から身を守れれば十分の菅傘である。
「こんこんにちはっていうの?」
「お、俺が写ってやがる! なかなかに清々しいじゃねえか!」
マジコイキツネスキー大佐:
!!KANNUSHI!!:大和にて神に仕える者として、これほどの光栄がありますでしょうか
SAW:確か、
「紹介するよ! こっちが、
それはそれは、
「日の子のみなさん! おはようございます!
「いいよな姉貴……俺、仏やってねぇんだよ……」
クー子は画角を奪われて、後ろからあわあわしながら見ているが、
「父様! 自己紹介しておやりよ!」
後ろでほっと、胸をなでおろすクー子はしっかりと写っていた。
「あぁ、そうだった! 俺は、
そうのたまって、津波が如く笑う。昼の神々は明るく活動的なのだ。
原初の一歩手前、古い古い信仰の神。太陽と水の神である。人が成長に、絶対不可欠なのがこの二柱であり。また、それだけでは疲れてしまうので、休む時を与えるのが、最後の一柱である。
だからこそ、水の子にはすべての命が含まれている。特別にと言っておきながら、誰でも呼んでいいということだ。
オジロスナイパー:日本神話の神々ってすっごい気さく?
チベ★スナ:かもしれん! でも、
まっちゃんテンプラ:やめましょう……
チベ★スナは
「やめてくれって! 水の子も患うだろ? ありゃ、厨二病期で反抗期だ!」
それを笑って返す
神はさらに現れる。と言うより、放送が
「クルム様……。まもなく開始にて、それまでご興味あればこちらを」
毒草ではあるが、その毒のほとんどが水溶性で、水に溶けないデンプンを分離することができる。この彼岸花を調理する時に、デンプンだけが底に粉として沈殿するが故に、
少しだけ、シュウ酸カルシウムを含むものの、それは蒸して調理することで取り除ける。飽食久しく、ほとんどの人は忘れたが、アイヌに残る知恵である。
「ん! ありがと!」
「ささ、クー子様も」
「あ、ありがとうございます……」
ただ、クー子はなれないのだ。
「あなた方にもございますよ。ささ、妻と仕込みましたゆえ!」
そして、その尊敬すべきは、家系図を遡った我が子らにも向かう。
「やめてよ……。
パパのようなノリで、
「……慣れねぇ」
マジコイ・キツネスキー大佐:父!?
コサック農家:やべぇ、
!!KANNUSHI!!:あれ? あれ?
SAW:どうしたことなのでしょう?
全員困惑する。そりゃそうなのだ。
「私は今、再出発中です。名を
改めたは少し違う。彼は思い出したのだ、自分の本当の名前を。
イツァ、イチャイチャの語源である言葉と同時に、二つ合わせて一つになる名前がかつて贈られていた。
「ん……素朴? 無骨?」
そんなことはさておき、
やはり、これは非常食なのだ。
後から毒抜きした毒草であると聞いて、面食らう
物質的な豊かさはいくら積み上げても本当の幸福に届かない。外見だけでは判断できない、心にこそ財産は宿るのである。
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