第1天兵団部隊長 梶原 鐵之助

「一番風を受けるのは、一番前に立つ者と決まってんだ!!」


【名称】梶原かじわら 鐵之助てつのすけ

【種族】人間

【性別】男性

【強さ】★★★★☆

【武器】12式射杭砲

 射杭砲とは、炸薬などで射出した杭を相手に打ち込む武器……

 つまり、パイルバンカーである。

 射程は短いが突貫力は非常に優れており、打ち込まれた杭は所有者の任意のタイミングで爆発させることができる。


【特殊能力】

零距離砲撃:

 相手との距離が近ければ近いほど攻撃力が上昇する。

 反動は大きいが、相手に密着したまま砲撃することで、敵のあらゆる物理耐性を無視して最大威力の攻撃を叩き込むことが可能。


ガンアベンジャー:

 攻撃を受けた回数およびダメージが大きいほど、攻撃力が上昇する。

 累積上限は100倍。途中で回復しても効果は残る。


挺身射出装置:

 組み立て式の簡易発射台。耐衝撃スーツと、耐衝撃ブーツを装着することで、自らの身体を天高く発射する。

 最大で上空20000メートルまで飛ばすことができるほか、スーツには滑空術が施されており、長時間滞空することが可能。

 ただし、一度降下してしまうと高度を上げることはできない。



【容姿】

 グラサンをかけた禿頭の大男。その姿は軍人というよりもヤクザのようで、一般市民からは無駄に怖がられてしまう。しかし、本人は普段はそこまで凶暴な人間ではない。


 第1天兵団の隊長を務める軍人で、階級は中佐。

 「小銃を抱えて生まれてきた」という逸話があるほどの戦争大好き人間で、すでに10代の時から年齢をごまかして前線に志願し、魔の物相手に何回も死闘を繰り広げてきた。

 今はもう40代後半になるが、それでもまだ肉体の衰えを感じない化け物である。


 戦い方も非常に荒々しく、射杭砲やバズーカを持っているにもかかわらず積極的に近距離戦を挑んでいく。

 古の戦列歩兵のように、敵の黒目が見える位置まで近づいてから、凶器の笑みを浮かべて重火器をぶっ放してくるので、敵にとっては恐怖以外の何物でもない。

 仲間からも「これじゃどっちが魔の物かわからん」といわれる始末。


 ほとんど捨て身のような戦い方にもかかわらず、今でも奇跡的に生き残っている豪の物でもあるが、戦うべき相手がいなくなってからはなすべきことがなくなり、自堕落な日々を送っている。

 また金遣いが非常に荒く、現役中も宵越しの銭を持たない主義だった。

 一度除隊した後にも、これまでの功績を鑑みて(あと、死ぬまでおとなしくしてろと言う意味も含めて)数十億の退職金を受け取ったにもかかわらず、わずか1年とちょっとで全部使いきっている。

 ただ、ここまで金遣いが荒いのは、自分がいつ死んでもおかしくない戦い方をしているせいで刹那的な生き方しかできなかったからであり、この年まで生き残っていることに本人は複雑な思いを抱えている。


 が、綾乃からもう一度戦場に立てると聞き、今度こそ自分の死に場所が得られると期待している。



台詞候補

「平和な世界は性に合わん! 戦いをよこせ!!」

「死にそうなんていつものことだ! むしろ戦場で死なせろ!」

「俺は射撃がヘタだからな、飛び道具使う時は確実に当てられる距離まで接近してから、相手の目を見てニッコリ微笑んでからブッ放すのがセオリーなんだよ」


・メタ情報

 急遽増援として送られることになったヤベェ連中の親玉。

 鐵之助はもとより、部下たちもそろって生粋のバーサーカーであり、自分をミサイルのように射出して、敵陣のど真ん中に切り込んでいくという頭がいかれてるとしか思えないような戦いをする。

 それを繰り返してもなお生き残っているだけあって、その生存能力は驚異的で、骨が二三本折れた程度では行動不能にならず、すぐに再生する。


 戦い方もなかなか派手で、装備したパイルバンカーを至近距離から射出するのが主な攻撃方法になる。

 一応有効射程は200メートルほどあり、ある程度上空にも攻撃できるが、距離が離れていると威力が落ちてしまう。逆に零距離で打ち込めば、たとえ竜だろうと鬼だろうと大ダメージを与えることが可能。

 また、攻撃を食らえば食らうほど攻撃力が上がっていくので、ピンチになればなるほど彼の持ち味が生かされていくことになる。


 なお、彼は退魔士ではない。あくまで一般の軍人である。

 そのためオーバードライブのようなものは持っていない。

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