第27話 男子組のお悩み相談1
「僕、魅力無いのかもしれません。」
新人さんが燃え尽きたような表情で遠い目をして笑っている。システムが心配に思い、声をかける。
『し、新人さんどうしたの?』
「うちの女子組は危機感が無い!(わざともいるし)僕らだって男ですよ!?」突然荒ぶる新人さんにシステムはそれが何と言いたそうに少し引いている。
『え?う、うん?まあ、そうだけど…』
「システムさんだって好きな人が迫って来てその後突然いつも通りになって無防備な姿されたら、ね?僕ら一応男ですし、ソワソワしない訳が無いんです!」謎の演説をする姿を見ると何も言えずに聞くしかない。システムは無言で死んだ目をしていた。
『だからと言っても君は結構モテるだろう』「好きな人にモテないのに魅力なのか…?」
『確かに。でもモテたら正直嬉しいだろ。』
「はい。男のロマンです。一度は考える!」
二人の会話が賑わったころにはもう夜明けが始まっていた。
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